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未生以前の石笛までも刎ねる 小野初江
未生以前の石笛までも刎ねる)小野初江)掲句との出会いはおよそ二十年前―小野初江と私が参画する俳句会「LOTUS」の創設期にさかのぼる。当時、都内某所にて人知れず「豈」と「未定」のメンバー数名が集い、…
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春山もこめて温泉の国造り 高濱虚子【季語=春山(春)】
春山もこめて温泉の国造り高濱虚子「温泉」は「いでゆ」と読む…
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笠原小百合の「競馬的名句アルバム」【第1回】2012年・皐月賞
【第1回】春泥を突き抜けた黄金の船(2012年皐月賞・ゴールドシップ)…
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蜆汁神保町の灯が好きで 山崎祐子【季語=蜆汁(春)】
蜆汁神保町の灯が好きで山崎祐子))東京都千代田区神田神保町…
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うららかや帽子の入る丸い箱 茅根知子【季語=うららか(春)】
うららかや帽子の入る丸い箱茅根知子))帽子を買った。…
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花の幹に押しつけて居る喧嘩かな 田村木國【季語=花(春)】
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名ばかりの垣雲雀野を隔てたり 橋閒石【季語=雲雀野(春)】
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春星や言葉の棘はぬけがたし 野見山朱鳥【季語=春星(春)】
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蛤の吐いたやうなる港かな 正岡子規【季語=蛤(春)】
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春宵や光り輝く菓子の塔 川端茅舎【季語=春宵(春)】
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春天の塔上翼なき人等 野見山朱鳥【季語=春天(春)】
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春や昔十五万石の城下哉 正岡子規【季語=春(春)】