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もの書けば余白の生まれ秋隣 藤井あかり【季語=秋隣(夏)】
もの書けば余白の生まれ秋隣藤井あかり(『封緘』)日本人独特の美意識に「余白」というものがある、という紋切り型のものいいがある。そう言われるとなんかわかったような気になるやつで、絵画や書道などではよく…
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夏山に勅封の大扉あり 宇佐美魚目【季語=夏山(夏)】
夏山に勅封の大扉あり宇佐美魚目どっしりした句である。大部分…
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なく声の大いなるかな汗疹の児 高浜虚子【季語=汗疹(夏)】
なく声の大いなるかな汗疹の児)高浜虚子 父は78歳でこの世…
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大阪の屋根に入る日や金魚玉 大橋櫻坡子【季語=金魚玉(夏)】
大阪の屋根に入る日や金魚玉大橋櫻坡子(おおはし・おおはし))…
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利根川のふるきみなとの蓮かな 水原秋櫻子【季語=蓮(夏)】
利根川のふるきみなとの蓮かな水原秋櫻子(『葛飾』)もともと…
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からたちの花のほそみち金魚売 後藤夜半【季語=金魚売(夏)】
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盥にあり夜振のえもの尾をまげて 柏崎夢香【季語=夜振(夏)】
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雲の中瀧かゞやきて音もなし 山口青邨【季語=瀧(夏)】
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行く涼し谷の向うの人も行く 原石鼎【季語=涼し(夏)】
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又の名のゆうれい草と遊びけり 後藤夜半【季語=ゆうれい草(夏)】
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香水の一滴づつにかくも減る 山口波津女【季語=香水(夏)】
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山羊群れて夕立あとの水ほとり 江川三昧【季語=夕立(夏)】