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方舟へ行く一本道の闇上野ちづこ(無季)
方舟へ行く一本道の闇上野ちづこ(『黄金郷』1990年深夜叢書社)「選民伝説」と題された一連の中の一句。「方舟」は普通、ちゃんと神の教えを守った人間と動物を乗せた船で、あとは神の怒りですっかり洪水に流…
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くらき瀧茅の輪の奥に落ちにけり 田中裕明【季語=茅の輪(夏)】
くらき瀧茅の輪の奥に落ちにけり田中裕明夏越の祓は、陰暦六月…
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もち古りし夫婦の箸や冷奴 久保田万太郎【季語=冷奴(夏)】
もち古りし夫婦の箸や冷奴)久保田万太郎 心にも言霊はあるよ…
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思ひ沈む父や端居のいつまでも 石島雉子郎【季語=端居(夏)】
思ひ沈む父や端居のいつまでも石島雉子郎(いしじま・きじろう))…
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ががんぼの何が幸せ不幸せ 今井肖子【季語=ががんぼ(夏)】
ががんぼの何が幸せ不幸せ今井肖子))幸せのハードルは低い方…
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骨拾ふ喉の渇きや沖縄忌 中村阪子【季語=沖縄忌(夏)】
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十薬の蕊高くわが荒野なり 飯島晴子【季語=十薬(夏)】
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いちまいの水田になりて暮れのこり 長谷川素逝【季語=水田(夏)】
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立読みの少年夏は斜めに過ぎ 八田木枯【季語=夏(夏)】
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而して蕃茄の酸味口にあり 嶋田青峰【季語=トマト(夏)】
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螢とび疑ひぶかき親の箸 飯島晴子【季語=蛍(夏)】
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跳ぶ時の内股しろき蟇 能村登四郎【季語=蟇(夏)】