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秋淋し人の声音のサキソホン 杉本零【季語=秋淋し(秋)】
秋淋し人の声音のサキソホン)杉本零 槇原敬之が「モニカ」を歌うと告げた時、会場は歓喜にどよめいた。先述のライブでのことである。その歌唱は誠実だった。 槇原の「モニカ」を誠実に感じた理由は「カ…
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コスモスのゆれかはしゐて相うたず 鈴鹿野風呂【季語=コスモス(秋)】
コスモスのゆれかはしゐて相うたず鈴鹿野風呂(すずか・のぶろ))…
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老僧の忘れかけたる茸の城 小林衹郊【季語=茸(秋)】
老僧の忘れかけたる茸の城)小林衹郊 今朝の信濃毎日新聞読者…
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手に負へぬ萩の乱れとなりしかな 安住敦【季語=萩(秋)】
手に負へぬ萩の乱れとなりしかな安住敦(『午前午後』) 萩は…
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つきの光に花梨が青く垂れてゐる。ずるいなあ先に時が満ちてて 岡井隆
つきの光に花梨が青く垂れてゐる。ずるいなあ 先に時が満ちてて岡井隆…
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颱風の去つて玄界灘の月 中村吉右衛門【季語=颱風・月(秋)】
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いちじくを食べた子供の匂ひとか 鴇田智哉【季語=いちじく(秋)】
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九十の恋かや白き曼珠沙華 文挾夫佐恵【季語=曼珠沙華(秋)】
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ひるすぎの小屋を壊せばみなすすき 安井浩司【季語=すすき(秋)】
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秋灯の街忘るまじ忘るらむ 髙柳克弘【季語=秋灯(秋)】
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ある年の子規忌の雨に虚子が立つ 岸本尚毅【季語=子規忌(秋)】
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駅蕎麦の旨くなりゆく秋の風 大牧広【季語=秋の風(秋)】