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蝦夷に生まれ金木犀の香を知らず 青山酔鳴【季語=金木犀(秋)】
蝦夷(えぞ)に生まれ金木犀の香を知らず)青山酔鳴(すいめい)(『雪華』2023年1月号より) 北海道に来て、かなり戸惑ったことがある。季語の体験が異なることだ。 北海道では、四季が歳時記のと…
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兎の目よりもムンクの嫉妬の目 森田智子【季語=兎(冬)】
兎の目よりもムンクの嫉妬の目森田智子(『掌景』) 女性は嫉…
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福笹につけてもらひし何やかや 高濱年尾【季語=福笹(冬)】
福笹につけてもらひし何やかや高濱年尾今日は、13日の金曜日…
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初燈明背にあかつきの雪の音 髙橋千草【季語=初燈明(新年)】
初燈(とう)明(みょう)背にあかつきの雪の音)髙橋千草(ちぐさ)(北海道俳…
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一天の玉虫光り羽子日和 清崎敏郎【季語=羽子板(新年)】
一天の玉虫光り羽子日和清崎敏郎「一天」という音の引き締まり…
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虚仮の世に虚仮のかほ寄せ初句会 飴山實【季語=初句会(新年)】
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一月や去年の日記なほ机辺 高濱虚子【季語=一月(冬)】
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初島へ大つごもりの水脈を引く 星野椿【季語=大つごもり(冬)】
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集いて別れのヨオーッと一本締め 雪か 池田澄子【季語=雪(冬)】
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寝化粧の鏡にポインセチア燃ゆ 小路智壽子【季語=ポインセチア(冬)】
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禁断の木の実もつるす聖樹かな モーレンカンプふゆこ【季語=聖樹(冬)】
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クリスマスイヴの始る厨房よ 千原草之【季語=クリスマス(冬)】