1. ひかり野へきみなら蝶に乗れるだろう 折笠美秋【季語=蝶(春)】

    ひかり野へきみなら蝶に乗れるだろう折笠美秋(『君なら蝶に』)掲句はおそらくこの作家のもっとも人口に膾炙する代表句であり、第二句集『君なら蝶に』(1986年12月立風書房刊)のタイトルにもなっている。…

  2. 初島へ大つごもりの水脈を引く 星野椿【季語=大つごもり(冬)】

    初島へ大つごもりの水脈を引く)星野椿 今年も色々ありました…

  3. ヨコハマへリバプールから渡り鳥 上野犀行【季語=渡り鳥(秋)】

    ヨコハマへリバプールから渡り鳥)上野犀行 洋楽との接点が見…

  4. 向いてゐる方へは飛べぬばつたかな 抜井諒一【季語=飛蝗(秋)】

    向いてゐる方へは飛べぬばつたかな)抜井諒一 なりたい自分の…

  5. 方舟へ行く一本道の闇上野ちづこ(無季)

    方舟へ行く一本道の闇上野ちづこ(『黄金郷』1990年深夜叢書社)…

  6. まどごしに與へ去りたる螢かな 久保より江【季語=蛍(夏)】

  7. 葉桜の夜へ手を出すための窓 加倉井秋を【季語=葉桜(夏)】

  8. 野の落暉八方へ裂け 戰爭か 楠本憲吉

  9. 肩へはねて襟巻の端日に長し 原石鼎【季語=襟巻(冬)】

  10. さみだれの電車の軋み君が許へ 矢島渚男【季語=さみだれ(夏)】

  11. 浄土からアンコールワットへ大西日 佐藤文子【季語=西日(夏)】

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