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かなしみへけん命になる螢でいる 平田修【季語=螢(夏)】
かなしみへけん命になる螢でいる平田修(『曼陀羅』平成8年)この連載をはじめ、「一句鑑賞/一首鑑賞」という企画はアーカイブの性質を強く備えている。特にネットに掲載されるものはことさらで…
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七月へ爪はひづめとして育つ 宮崎大地【季語=七月(夏)】
七月へ爪はひづめとして育つ宮崎大地(『木の子』昭和48年)…
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大空へ解き放たれし燕かな 前北かおる【季語=燕(春)】
大空へ解き放たれし燕かな前北かおる徒歩圏内の植物を把握する…
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屋根替の屋根に鎌刺し餉へ下りぬ 大熊光汰【季語=屋根替(春)】
屋根替の屋根に鎌刺し餉へ下りぬ大熊光汰屋根替に参加したこと…
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寒卵良い学校へゆくために 岩田奎【季語=寒卵(冬)】
寒卵良い学校へゆくために岩田奎『膚』掲句の「学校」とは、果…
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弟へ恋と湯婆ゆづります 攝津幸彦【季語=湯婆(冬)】
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縄跳をもつて大縄跳へ入る 小鳥遊五月【季語=縄跳(冬)】
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はるかよりはるかへ蜩のひびく 夏井いつき【季語=蜩(秋)】
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虹の後さづけられたる旅へ発つ 中村草田男【季語=虹(夏)】
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叩頭すあやめあざやかなる方へ 飯島晴子【季語=あやめ(夏)】
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妹の手をとり水の香の方へ 小山玄紀
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田を植ゑるしづかな音へ出でにけり 中村草田男【季語=田植(夏)】