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ひかり野へきみなら蝶に乗れるだろう 折笠美秋【季語=蝶(春)】
ひかり野へきみなら蝶に乗れるだろう折笠美秋(『君なら蝶に』)掲句はおそらくこの作家のもっとも人口に膾炙する代表句であり、第二句集『君なら蝶に』(1986年12月立風書房刊)のタイトルにもなっている。…
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初島へ大つごもりの水脈を引く 星野椿【季語=大つごもり(冬)】
初島へ大つごもりの水脈を引く)星野椿 今年も色々ありました…
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ヨコハマへリバプールから渡り鳥 上野犀行【季語=渡り鳥(秋)】
ヨコハマへリバプールから渡り鳥)上野犀行 洋楽との接点が見…
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向いてゐる方へは飛べぬばつたかな 抜井諒一【季語=飛蝗(秋)】
向いてゐる方へは飛べぬばつたかな)抜井諒一 なりたい自分の…
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方舟へ行く一本道の闇上野ちづこ(無季)
方舟へ行く一本道の闇上野ちづこ(『黄金郷』1990年深夜叢書社)…
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まどごしに與へ去りたる螢かな 久保より江【季語=蛍(夏)】
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葉桜の夜へ手を出すための窓 加倉井秋を【季語=葉桜(夏)】
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野の落暉八方へ裂け 戰爭か 楠本憲吉
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肩へはねて襟巻の端日に長し 原石鼎【季語=襟巻(冬)】
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さみだれの電車の軋み君が許へ 矢島渚男【季語=さみだれ(夏)】
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浄土からアンコールワットへ大西日 佐藤文子【季語=西日(夏)】