春の季語

  1. 春風にこぼれて赤し歯磨粉 正岡子規【季語=春風(春)】

    春風にこぼれて赤し歯磨粉)正岡子規春風が吹いて赤い歯磨粉がこぼれたという句。現代の感覚から見ると、歯磨粉がこぼれるというのは不思議かもしれない。この句は明治29年、子規29歳のときの作品。昔は、歯磨…

  2. 四月馬鹿ならず子に恋告げらるる 山田弘子【季語=四月馬鹿(春)】

    四月馬鹿ならず子に恋告げらるる山田弘子 母親にとって子供の…

  3. 幼子の手の腥き春の空 飯島晴子【季語=春の空(春)】

    幼子の手の腥き春の空)飯島晴子晴子のエッセイに「わが赤ん坊…

  4. 後輩のデートに出会ふ四月馬鹿 杉原祐之【季語=四月馬鹿(春)】

    後輩のデートに出会ふ四月馬鹿)杉原祐之職場結婚は珍しい話で…

  5. 行く雁を見てゐる肩に手を置かれ 市村不先【季語=行く雁(春)】

    行く雁を見てゐる肩に手を置かれ市村不先 今日は、2023年…

  6. 誰もみなコーヒーが好き花曇 星野立子【季語=花曇(春)】

  7. 桜貝長き翼の海の星 波多野爽波【季語=桜貝(春)】 

  8. 不健全図書を世に出しあたたかし 松本てふこ【季語=あたたか(春)】 

  9. 深追いの恋はすまじき沈丁花 芳村うつぎ【季語=沈丁花(春)】

  10. 春の夜のエプロンをとるしぐさ哉 小沢昭一【季語=春の夜(春)】

  11. 梅咲きぬ温泉は爪の伸び易き 梶井基次郎【季語=梅(春)】

  12. カードキー旅寝の春の灯をともす トオイダイスケ【季語=春の灯(春)】 

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