1. 水吸うて新聞あをし花八ツ手 森賀まり【季語=花八ツ手(冬)】

    水吸うて新聞あをし花八ツ手森賀まり色ってグラデーションだ。だから色の名前って不思議だ。本来は連続しているものを区切って名づけている訳だから、その境界はとても曖昧なものである。虹の色の見え方は…

  2. 水中に風を起せる泉かな 小林貴子【季語=泉(夏)】

    水中に風を起せる泉かな)小林貴子 今世の中は「二刀流」のキ…

  3. 妹の手をとり水の香の方へ 小山玄紀

    妹の手をとり水の香の方へ)小山玄紀「ねじまわし」第6号(2023)…

  4. 白魚の命の透けて水動く 稲畑汀子【季語=白魚(春)】

    白魚の命の透けて水動く稲畑汀子手前味噌で恐縮だが、筆者が所…

  5. 古池や芭蕉飛こむ水の音 仙厓【季語=芭蕉(秋)】

    古池や芭蕉飛こむ水の音仙厓(「芭蕉蛙画賛」)過日、出光美術…

  6. 黒き魚ひそみをりとふこの井戸のつめたき水を夏は汲むかも 高野公彦

  7. 体内の水傾けてガラス切る 須藤徹【無季】

  8. 春の水とは濡れてゐるみづのこと 長谷川櫂【季語=春の水(春)】

  9. 湖の水かたふけて田植かな 高井几董【季語=田植(夏)】

  10. 自動車も水のひとつや秋の暮 攝津幸彦【季語=秋の暮(秋)】

  11. 秋の日の音楽室に水の層 安西篤【季語=秋の日(秋)】

  12. 水を飲む風鈴ふたつみつつ鳴る 今井肖子【季語=風鈴(夏)】

おすすめ記事

  1. ときじくのいかづち鳴つて冷やかに 岸本尚毅【季語=冷やか(秋)】
  2. 俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第10回】水無瀬と田中裕明
  3. 【新年の季語】春七種(春七草)
  4. 【冬の季語】冬
  5. 麻服の鎖骨つめたし摩天楼 岩永佐保【季語=麻服(夏)】

Pickup記事

  1. 薄氷の筥の中なる逢瀬かな 大木孝子【季語=薄氷(春)】
  2. 【短期連載】茶道と俳句 井上泰至【第8回】
  3. 【#19】子猫たちのいる場所
  4. ぽつぺんを吹くたび変はる海の色 藺草慶子【季語=ぽつぺん(新年)】
  5. 水鳥の夕日に染まるとき鳴けり 林原耒井【季語=水鳥(冬)】
PAGE TOP