飯島晴子
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人の日の枯枝にのるひかりかな 飯島晴子【季語=人の日(新年)】
人の日の枯枝にのるひかりかな)飯島晴子人の気配も、獣の匂いも感じさせない。静かな自然の中での人日、という詠みぶりはよくあるものだが、この句はまず、枯枝に「のる」という措辞に、ひかりに対する極めて鋭敏…
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年逝くや兎は頰を震はせて 飯島晴子【季語=年逝く(冬)】
年逝くや兎は頰を震はせて)飯島晴子 晴子に兎の句、雪兎の句…
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白菜かかへみやこのなかは曇なり 飯島晴子【季語=白菜(冬)】
白菜かかへみやこのなかは曇なり)飯島晴子 私は、白菜畑で白…
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新道をきつねの風がすすんでゐる 飯島晴子【季語=狐(冬)】
新道をきつねの風がすすんでゐる)飯島晴子 きつねの風とは何…
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笠原小百合の「競馬的名句アルバム」【第9回】2006年 朝日杯フューチュリティステークス ドリームジャーニー
【第9回】旅路の果て(2006年 朝日杯フューチュリティステークスドリームジャーニ…
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狐火にせめてををしき文字書かん 飯島晴子【季語=狐火(冬)】
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気が変りやすくて蕪畠にゐる 飯島晴子【季語=蕪(冬)】
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蓮根や泪を横にこぼしあひ 飯島晴子【季語=蓮根(冬)】
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みどり児のゐて冬瀧の見える家 飯島晴子【季語=冬瀧(冬)】
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冬麗の谷人形を打ち合はせ 飯島晴子【季語=冬麗(冬)】
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小鳥来る薄き机をひからせて 飯島晴子【季語=小鳥来る(秋)】
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鹿の映れるまひるまのわが自転車旅行 飯島晴子【季語=鹿(秋)】