敷物のやうな犬ゐる海の家 岡田由季【季語=海の家(夏)】 2020.07.22 ハイクノミカタ 堀切克洋(試験版) Post Share Hatena RSS Pin it 敷物のやうな犬ゐる海の家 岡田由季 カーペットのようなふさふさの毛の大きな犬が、暑さもあって、うっぷしている。人間はみな水着姿だというのに、犬はそういうわけにはいかないから、場違い感が半端ない。真夏にはあるはずのない「敷物=カーペット」という比喩が微笑を誘う。かわいい句なのだが、現実はさらに気温が一度ほど上昇しそう。『犬の眉』(2014.7 現代俳句協会新鋭シリーズ4)より。(堀切克洋) 【セクト・ポクリット管理人より読者のみなさまへ】 Post Share Hatena RSS Pin it