タグ:「未来図」
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神保町に銀漢亭があったころ【第114回】中村かりん
私の銀漢亭ものがたり 中村かりん(「稲」同人) 「昨日銀漢亭へ行ったでしょう。そしてまぐろを食べたな。」 ある日の句会の後の飲みの席で師匠の山田真砂年師がこうおっしゃった。 なんでバレた…詳細を見る -
霜柱ひとはぎくしやくしたるもの 山田真砂年【季語=霜柱(冬)】
霜柱ひとはぎくしやくしたるもの 山田真砂年 「ぎくしゃく」を手元の辞書で引くと「①言葉・動作などがなめらかでないことを表わす。②人間関係がしっくり行っていないことを表わす。」とある。…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第84回】飯田冬眞
神々の目撃者 飯田冬眞(「磁石」編集長、「豈」同人) あれは、神保町の街路樹が黄色く染まった頃の時期であったか。今から11年ほど前、俳句総合誌の編集長をしていた私は、伊藤伊那男氏の連載原稿を受け取る…詳細を見る -
どんぶりに顔を埋めて暮早し 飯田冬眞【季語=暮早し(冬)】
どんぶりに顔を埋めて暮早し 飯田冬眞 この世に丼物の数は多い。牛丼に始まり、親子丼、カツ丼、天丼、天津丼、鉄火丼…丼鉢によそったご飯におかずを乗せればたちまちナントカ丼になるので、数…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第71回】遠藤由樹子
角を曲がれば 遠藤由樹子 かなり以前ということは確かだが、それがいつであったか思い出せない。春であったか、夏であったか、秋であったか、冬であったかも思い出せないのだが、初めて訪れた銀漢亭の店内の印象…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第62回】山田真砂年
DNAの共鳴 山田真砂年(「稲」主宰) 銀漢亭が私にとって居心地の良かったのは、美味しいお酒と料理、ご亭主の伊藤伊那男氏のお人柄の良さや日替わりでカウンターに立つ女性陣と多彩な常連さんとの会話であっ…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第58回】守屋明俊
銀漢亭という故郷 守屋 明俊(「未来図」同人) 20年ほど前になるでしょうか、伊藤伊那男さんと初めてお目に掛かったのは。「俳句朝日」の誌上句会に呼ばれ、大上朝美編集長の時代でした。大上さんの司会で、…詳細を見る