「未来図」

  1. 砂浜の無数の笑窪鳥交る 鍵和田秞子【季語=鳥交る(春)】 

    砂浜の無数の笑窪鳥交る)鍵和田秞子『光陰』高校卒業まで鳥取市で過ごしたので、砂浜といわれると真っ先に鳥取砂丘を思い浮かべます。朝の砂丘は風紋が見事で、昼ごろにはそこにたくさんの足跡がつく。鳥取砂丘は…

  2. つぶやきの身に還りくる夜寒かな 須賀一惠【季語=夜寒(秋)】

    つぶやきの身に還りくる夜寒かな)須賀一惠 年に一度群馬県立…

  3. 扇子低く使ひぬ夫に女秘書 藤田直子【季語=扇子(夏)】

    扇子低く使ひぬ夫に女秘書藤田直子(『極楽鳥花』) 立夏を過…

  4. 新宿発は逃避行めき冬薔薇 新海あぐり【季語=冬薔薇(冬)】

    新宿発は逃避行めき冬薔薇新海あぐり(『悲しみの庭』) 〈逃…

  5. ビーフストロガノフと言へた爽やかに 守屋明俊【季語=爽やか(秋)】

    ビーフストロガノフと言へた爽やかに守屋明俊マリトッツォ。ご…

  6. ダリヤ活け婚家の家風侵しゆく 鍵和田秞子【季語=ダリヤ(夏)】

  7. 青嵐神木もまた育ちゆく 遠藤由樹子【季語=青嵐(夏)】

  8. 江の島の賑やかな日の仔猫かな 遠藤由樹子【季語=仔猫(春)】

  9. 俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第16回】鹿児島県出水と鍵和田秞子

  10. 神保町に銀漢亭があったころ【第114回】中村かりん

  11. 霜柱ひとはぎくしやくしたるもの 山田真砂年【季語=霜柱(冬)】

  12. 神保町に銀漢亭があったころ【第84回】飯田冬眞

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