「未来図」
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砂浜の無数の笑窪鳥交る 鍵和田秞子【季語=鳥交る(春)】
砂浜の無数の笑窪鳥交る)鍵和田秞子『光陰』高校卒業まで鳥取市で過ごしたので、砂浜といわれると真っ先に鳥取砂丘を思い浮かべます。朝の砂丘は風紋が見事で、昼ごろにはそこにたくさんの足跡がつく。鳥取砂丘は…
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つぶやきの身に還りくる夜寒かな 須賀一惠【季語=夜寒(秋)】
つぶやきの身に還りくる夜寒かな)須賀一惠 年に一度群馬県立…
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扇子低く使ひぬ夫に女秘書 藤田直子【季語=扇子(夏)】
扇子低く使ひぬ夫に女秘書藤田直子(『極楽鳥花』) 立夏を過…
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新宿発は逃避行めき冬薔薇 新海あぐり【季語=冬薔薇(冬)】
新宿発は逃避行めき冬薔薇新海あぐり(『悲しみの庭』) 〈逃…
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ビーフストロガノフと言へた爽やかに 守屋明俊【季語=爽やか(秋)】
ビーフストロガノフと言へた爽やかに守屋明俊マリトッツォ。ご…
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ダリヤ活け婚家の家風侵しゆく 鍵和田秞子【季語=ダリヤ(夏)】
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青嵐神木もまた育ちゆく 遠藤由樹子【季語=青嵐(夏)】
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江の島の賑やかな日の仔猫かな 遠藤由樹子【季語=仔猫(春)】
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俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第16回】鹿児島県出水と鍵和田秞子
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神保町に銀漢亭があったころ【第114回】中村かりん
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霜柱ひとはぎくしやくしたるもの 山田真砂年【季語=霜柱(冬)】
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神保町に銀漢亭があったころ【第84回】飯田冬眞