「萬緑」
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めぐりあひやその虹七色七代まで 中村草田男【季語=虹(夏)】
めぐりあひやその虹七色七代まで)中村草田男 中村草田男は昭和58年(1983)8月5日に、急性肺炎のため満82歳で帰天した。14日ぶりに精密検査のための入院から自宅へと帰った矢先の事であった。急に容…
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折々己れにおどろく噴水時の中 中村草田男【季語=噴水(夏)】
折々己れにおどろく噴水時の中)中村草田男 草田男は第8句集…
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白夜の忠犬百骸挙げて石に近み 中村草田男【季語=白夜(夏)】
白夜の忠犬百骸挙げて石に近み)中村草田男 第8句集『時機(…
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「我が毒」ひとが薄めて名薬梅雨永し 中村草田男【季語=梅雨(夏)】
「我が毒」ひとが薄めて名薬梅雨永し)中村草田男 「萬緑」創…
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鶏鳴の多さよ夏の旅一歩 中村草田男【季語=夏の旅(夏)】
鶏鳴の多さよ夏の旅一歩)中村草田男 掲句は第四句集『来し方…
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虹の後さづけられたる旅へ発つ 中村草田男【季語=虹(夏)】
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厚餡割ればシクと音して雲の峰 中村草田男【季語=雲の峰(夏)】
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妻のみ恋し紅き蟹などを歎かめや 中村草田男【季語=蟹(夏)】
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田を植ゑるしづかな音へ出でにけり 中村草田男【季語=田植(夏)】
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あたゝかき十一月もすみにけり 中村草田男【季語=十一月(冬)】
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俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第40回】 青山と中村草田男
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俳人・広渡敬雄とゆく全国・俳枕の旅【第39回】 青森・五所川原と成田千空