かな
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葱白く洗ひたてたるさむさ哉 芭蕉【季語=葱(冬)】
葱(ねぶか)白く洗ひたてたるさむさ哉)芭蕉視覚と聴覚ばかりでない共感覚 話はいささか堅くなるのだが、フランスの哲学者メルロ=ポンティ(1908〜1961年)はその著作『知覚の現象学』(194…
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くゝ〳〵とつぐ古伊部の新酒かな 皿井旭川【季語=新酒(秋)】
くゝ〳〵とつぐ古伊部の新酒かな皿井旭川(さらい・きょくせん)まさとし))…
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雀蛤となるべきちぎりもぎりかな 河東碧梧桐【季語=雀蛤となる(秋)】
雀蛤となるべきちぎりもぎりかな河東碧梧桐(『春夏秋冬』)恋…
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野分吾が鼻孔を出でて遊ぶかな 永田耕衣【季語=野分(秋)】
野分吾が鼻孔を出でて遊ぶかな)永田耕衣「驢鳴集」(昭和27…
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鴨が来て池が愉快となりしかな 坊城俊樹【季語=鴨来る(秋)】
鴨が来て池が愉快となりしかな坊城俊樹歳時記によると、「鴨来…
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きちかうの開きて青き翅脈かな 遠藤由樹子【季語=きちかう(秋)】
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ひら/\と猫が乳吞む厄日かな 秋元不死男【季語=厄日(秋)】
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目薬に涼しく秋を知る日かな 内藤鳴雪【季語=秋(秋)】
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ビール買ふ紙幣をにぎりて人かぞへ 京極杞陽【季語=ビール(夏)】
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じゆてーむと呟いてゐる鯰かな 仙田洋子【季語=鯰(夏)】
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さまざまの事おもひ出す桜かな 松尾芭蕉【季語=桜(春)】
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つちふるや自動音声あかるくて 神楽坂リンダ【季語=霾(春)】