かな
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いつせいに柱の燃ゆる都かな 三橋敏雄
いつせいに柱の燃ゆる都かな三橋敏雄 12月最初のハイクノミカタである。早いもので今年も残り一ヶ月となった。師走は名前の通り、師が走り回るぐらい忙しい日が続き、あっという間に今年も終わるのであろう。ま…
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鍋物に火のまはり来し時雨かな 鈴木真砂女【季語=時雨(冬)】
鍋物に火のまはり来し時雨かな鈴木真砂女 今週に入ってだいぶ…
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鹿の映れるまひるまのわが自転車旅行 飯島晴子【季語=鹿(秋)】
鹿の映れるまひるまのわが自転車旅行)飯島晴子 鹿が映るとい…
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貝殻の内側光る秋思かな 山西雅子【季語=秋思(秋)】
貝殻の内側光る秋思かな山西雅子 先週講義に行ってきたことを…
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つれづれのわれに蟇這ふ小庭かな 杉田久女【季語=蟇(夏)】
つれづれのわれに蟇這ふ小庭かな杉田久女 私が住んでいる街の…
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鹿や鶏の切紙下げる思案かな 飯島晴子
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あきざくら咽喉に穴あく情死かな 宇多喜代子【季語=あきざくら(秋)】
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秋草の揺れの移れる体かな 涼野海音【季語=秋草(秋)】
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雨聴いて一つ灯に寄る今宵かな 村上鬼城【季語=無月(秋)?】
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暮るるほど湖みえてくる白露かな 根岸善雄【季語=白露(秋)】
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白萩を押してゆく身のぬくさかな 飯島晴子【季語=白萩(秋)】
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秋茄子の漬け色不倫めけるかな 岸田稚魚【季語=秋茄子(秋)】