1. 妹に告げきて燃える海泳ぐ 郡山淳一

    妹に告げきて燃える海泳ぐ郡山淳一(『半獣神』(『俳句研究』昭和48年11月号内 第一回「五十句競作」応募作))「燃える海」を比喩と読むのは容易だが、この句には燃え盛る水面を眼前に表出させる重みがある…

  2. 節分や海の町には海の鬼 矢島渚男【季語=節分(冬)】

    節分や海の町には海の鬼矢島渚男今日は節分。年に一度、夕飯メ…

  3. 桜貝長き翼の海の星 波多野爽波【季語=桜貝(春)】 

    桜貝長き翼の海の星)波多野爽波『湯呑』海の上に浮かぶ星の、…

  4. 恋人奪いの旅だ 菜の花 菜の花 海 坪内稔典【季語=菜の花(春)】

    恋人奪いの旅だ 菜の花 菜の花 海坪内稔典『朝の岸』 菜の…

  5. 本の山くづれて遠き海に鮫 小澤實【季語=鮫(冬)】

    本の山くづれて遠き海に鮫小澤實(『砧』) 創作にかかわる人…

  6. 鱶のあらい皿を洗えば皿は海 谷さやん【季語=鱶(冬)】

  7. 男色や鏡の中は鱶の海 男波弘志【季語=鱶(冬)】

  8. 海に出て綿菓子買えるところなし 大高翔

  9. 春愁は人なき都会魚なき海 野見山朱鳥【季語=春愁(春)】

  10. あっ、ビデオになってた、って君の声の短い動画だ、海の 千種創一

  11. 海くれて鴨のこゑほのかに白し 芭蕉【季語=鴨(冬)】

  12. 遠くより風来て夏の海となる 飯田龍太【季語=夏の海(夏)】

おすすめ記事

  1. スタールビー海溝を曳く琴騒の 八木三日女
  2. 【書評】広渡敬雄『俳句で巡る日本の樹木50選』(本阿弥書店、2021年)
  3. 【夏の季語】七月
  4. 【新年の季語】正月
  5. 行く春や鳥啼き魚の目は泪 芭蕉【季語=行く春(春)】

Pickup記事

  1. 朝寝楽し障子と壺と白ければ   三宅清三郎【季語=朝寝(春)】
  2. 虚仮の世に虚仮のかほ寄せ初句会 飴山實【季語=初句会(新年)】
  3. わが腕は翼風花抱き受け 世古諏訪【季語=風花(冬)】
  4. 【冬の季語】クリスマスツリー
  5. さへづりのだんだん吾を容れにけり 石田郷子【季語=囀(春)】
PAGE TOP