1. 桜貝長き翼の海の星 波多野爽波【季語=桜貝(春)】 

    桜貝長き翼の海の星)波多野爽波『湯呑』海の上に浮かぶ星の、その悠々と伸びる光を「長き翼」と詠った。そして春の海の優しい闇の中で、親しみがあっただろう桜貝に思いを馳せる。ロマンチックな感じもしつつ、季…

  2. 恋人奪いの旅だ 菜の花 菜の花 海 坪内稔典【季語=菜の花(春)】

    恋人奪いの旅だ 菜の花 菜の花 海坪内稔典『朝の岸』 菜の…

  3. 本の山くづれて遠き海に鮫 小澤實【季語=鮫(冬)】

    本の山くづれて遠き海に鮫小澤實(『砧』) 創作にかかわる人…

  4. 鱶のあらい皿を洗えば皿は海 谷さやん【季語=鱶(冬)】

    鱶のあらい皿を洗えば皿は海)谷さやん『谷さやん句集』2022年12月…

  5. 男色や鏡の中は鱶の海 男波弘志【季語=鱶(冬)】

    男色や鏡の中は鱶(ふか)の海男波弘志(『阿字』) 男色とは…

  6. 海に出て綿菓子買えるところなし 大高翔

  7. 春愁は人なき都会魚なき海 野見山朱鳥【季語=春愁(春)】

  8. あっ、ビデオになってた、って君の声の短い動画だ、海の 千種創一

  9. 海くれて鴨のこゑほのかに白し 芭蕉【季語=鴨(冬)】

  10. 遠くより風来て夏の海となる 飯田龍太【季語=夏の海(夏)】

  11. 指入れてそろりと海の霧を巻く 野崎憲子【季語=海霧(夏)】

  12. 麦秋や光なき海平らけく 上村占魚【季語=麦秋(夏)】

カテゴリー記事一覧

記事一覧

PAGE TOP