「知音」
-
冬河原のつぴきならぬ恋ならめ 行方克巳【季語=冬河原(冬)】
冬河原のつぴきならぬ恋ならめ行方克巳(『昆虫記』) 冬の河原とは、意外と人が歩いているものである。夏のような賑やかさは無いものの、必ず誰かしらとすれ違う。冬の河原で異性と二人きりになって何かしようと…
-
初旅の富士より伊吹たのもしき 西村和子【季語=初旅(新年)】
初旅の富士より伊吹たのもしき西村和子新年明けましておめでと…
-
コスモスや泣きたくなつたので笑ふ 吉田林檎【季語=コスモス(秋)】
コスモスや泣きたくなつたので笑ふ吉田林檎 山口百恵の曲「秋…
-
馴染むとは好きになること味噌雑煮 西村和子【季語=雑煮(新年)】
馴染むとは好きになること味噌雑煮西村和子(『かりそめならず』)…
-
胎動に覚め金色の冬林檎 神野紗希【季語=冬林檎(冬)】
胎動に覚め金色の冬林檎)神野紗希)(『すみれそよぐ』所収)…
-
呼吸するごとく雪降るヘルシンキ 細谷喨々【季語=雪(冬)】
-
嚔して酒のあらかたこぼれたる 岸本葉子【季語=嚔(冬)】
-
水底に届かぬ雪の白さかな 蜂谷一人【季語=雪(冬)】
-
ゆる俳句ラジオ「鴨と尺蠖」【第3回】
-
神保町に銀漢亭があったころ【第92回】行方克巳
-
神保町に銀漢亭があったころ【第77回】小沢麻結
-
【書評】吉田林檎『スカラ座』(ふらんす堂、2019年)