ハイクノミカタ篠崎央子

  1. 寒月下あにいもうとのやうに寝て 大木あまり【季語=寒月(冬)】

    寒月下あにいもうとのやうに寝て大木あまり(『火のいろに』) 近所に住む少し年上の男の子や従兄弟を「お兄ちゃん」と呼んで慕っていた女の子は多いことだろう。私も近所に住んでいた年上の従兄弟が大好きでよく…

  2. どこからが恋どこまでが冬の空 黛まどか【季語=冬の空(冬)】

    どこからが恋どこまでが冬の空黛まどか(『くちづけ』) 〈輝…

  3. 寒木が枝打ち鳴らす犬の恋 西東三鬼【季語=寒木(冬)】

    寒木が枝打ち鳴らす犬の恋西東三鬼(『変身』) 猫の恋は春の…

  4. ひめはじめ昔男に腰の物 加藤郁乎【季語=ひめ始(新年)】

    ひめはじめ昔男に腰の物加藤郁乎(『江戸桜』)〈ひめはじめ〉…

  5. 女に捨てられたうす雪の夜の街燈 尾崎放哉【季語=雪(冬)】

    女に捨てられたうす雪の夜の街燈尾崎放哉(『尾崎放哉選句集』)…

  6. 靴音を揃えて聖樹まで二人 なつはづき【季語=聖樹(冬)】

  7. 火事かしらあそこも地獄なのかしら 櫂未知子【季語=火事(冬)】

  8. 新宿発は逃避行めき冬薔薇 新海あぐり【季語=冬薔薇(冬)】

  9. 海鼠噛むことも別れも面倒な 遠山陽子【季語=海鼠(冬)】

  10. 七十や釣瓶落しの離婚沙汰 文挾夫佐恵【季語=釣瓶落し(秋)】

  11. 松葉屋の女房の円髷や酉の市 久保田万太郎【季語=酉の市(冬)】

  12. こほろぎや女の髪の闇あたたか 竹岡一郎【季語=蟋蟀(秋)】

カテゴリー記事一覧

記事一覧

PAGE TOP