ハイクノミカタ堀切克洋(試験版)

  1. 海の日の海より月の上りけり 片山由美子【季語=海の日(夏)】

    海の日の海より月の上りけり 片山由美子「海の日」の句は、それほど多く作られていないように思う。祝日として施行されたのは1996年だが、夏休み序盤ということもあり、それなりに定着している。しかしもとも…

  2. 茅舎忌の猛暑ひきずり草田男忌 竹中宏【季語=草田男忌(夏)】

    茅舎忌の猛暑ひきずり草田男忌竹中宏歳時記に遊んでいる句とも…

  3. ひきだしに海を映さぬサングラス 神野紗希【季語=サングラス(夏)】

    ひきだしに海を映さぬサングラス神野紗希これから海に「行く」…

  4. 昼顔の見えるひるすぎぽるとがる 加藤郁乎【季語=昼顔(夏)】

    昼顔の見えるひるすぎぽるとがる加藤郁乎この句、17音のうち…

  5. 草も木も人も吹かれてゐて涼し 日下野由季【季語=涼し(夏)】

    草も木も人も吹かれてゐて涼し日下野由季心地いい夏の風が止ま…

  6. 肩につく影こそばゆし浜日傘 仙田洋子【季語=浜日傘(夏)】

  7. シャワー浴ぶくちびる汚れたる昼は 櫂未知子【季語=シャワー(夏)】

  8. こまごまと大河のごとく蟻の列 深見けん二【季語=蟻(夏)】

  9. 川を見るバナナの皮は手より落ち 高濱虚子【季語=バナナ(夏)】

  10. 浄土からアンコールワットへ大西日 佐藤文子【季語=西日(夏)】

  11. 流しさうめん池田澄子を逃れくる 水内慶太【季語=冷素麺(夏)】

  12. ごーやーちゃんぷるーときどき人が泣く 池田澄子【季語=ゴーヤー(夏)】

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