1. 詩に瘦せて二月渚をゆくはわたし 三橋鷹女【季語=二月(春)】

    詩に瘦せて二月渚をゆくはわたし三橋鷹女以前、何かの講演で、「伝統」の表現者は息が長く晩年に良作を多く残し、「前衛」の表現者は命を燃やすように表現を行い、ゆえに短命だがその全貌が輝かしい、というような…

  2. 浅春の岸辺は龍の匂ひせる 対中いずみ【季語=亀浅春(春)】

    浅春の岸辺は龍の匂ひせる対中いずみ))暦の上では春と言いな…

  3. 毒舌は健在バレンタインデー 古賀まり子【季語=バレンタインデー(春)】

    毒舌は健在バレンタインデー古賀まり子(『源流』) 会えばお…

  4. 嗚呼これは温室独特の匂ひ 田口武【季語=温室(冬)】

    嗚呼これは温室独特の匂ひ)田口武スティーブ・ジョブズに「1…

  5. 血を血で洗ふ絨毯の吸へる血は 中原道夫【季語=絨毯(冬)】

    血を血で洗ふ絨毯の吸へる血は)中原道夫二〇一五年冬、中原は…

  6. 賀の客の若きあぐらはよかりけり 能村登四郎【季語=賀客(新年)】

  7. イエスほど痩せてはをらず薬喰 亀田虎童子【季語=薬喰(冬)】

  8. 新宿発は逃避行めき冬薔薇 新海あぐり【季語=冬薔薇(冬)】

  9. 目薬の看板の目はどちらの目 古今亭志ん生

  10. ここまでは来たよとモアイ置いていく 大川博幸

  11. 車椅子はもとより淋し十三夜 成瀬正俊【季語=十三夜(秋)】

  12. 【連載】もしあの俳人が歌人だったら Session#7

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