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七月へ爪はひづめとして育つ 宮崎大地【季語=七月(夏)】
七月へ爪はひづめとして育つ宮崎大地(『木の子』昭和48年)掲句は宮崎大地(1951〜)の一句。過去に取り上げた郡山淳一と同じく、高柳重信による『俳句研究』誌上の企画「五十句競作」の第一回に関連した作…
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恋人はめんどうな人さくらんぼ 畑耕一【季語=さくらんぼ(夏)】
恋人はめんどうな人さくらんぼ畑耕一(『蜘蛛うごく』)恋とは…
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夕飯よけふは昼寝をせぬままに 木村定生【季語=昼寝(夏)】
夕飯よけふは昼寝をせぬままに木村定生「秋草」10周年を記念…
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すきとおるそこは太鼓をたたいてとおる 阿部完市
すきとおるそこは太鼓をたたいてとおる阿部完市(『にもつは絵馬』昭和49年)…
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早乙女のもどりは眼鏡掛けてをり 鎌田恭輔【季語=早乙女(夏)】
早乙女のもどりは眼鏡掛けてをり鎌田恭輔拙句集『王国の名』の…
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身支度は誰より早く旅涼し 阪西敦子【季語=涼し(夏)】
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本の背は金の文字押し胡麻の花 田中裕明【季語=胡麻の花(夏)】
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熟れ麦はほろびのひかり夕日また 石原舟月【季語=熟れ麦(夏)】
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捩花の誤解ねぢれて空は青 細谷喨々【季語=捩花(夏)】
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蕎麦碾くや月山はうつすらと雪 佐藤郁良【季語=雪(冬)】
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卒業歌ぴたりと止みて後は風 岩田由美【季語=卒業歌(春)】
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辛酸のほどは椿の絵をかけて 飯島晴子【季語=椿(春)】