冬の季語

  1. 水仙や古鏡の如く花をかかぐ 松本たかし【季語=水仙(冬)】

    水仙や古鏡の如く花をかかぐ松本たかし「古鏡」とは古代の金属製の鏡。青銅や白銅で鋳造したものの表面を磨き上げて光の反射で映るようにしたものだ。古代の人がそこに顔を映して眺めていたものだと思うと…

  2. 枯野から信長の弾くピアノかな 手嶋崖元【季語=枯野(冬)】

    枯野から信長の弾くピアノかな手嶋崖元ホトトギス三人衆と言え…

  3. 酒庫口のはき替え草履寒造 西山泊雲【季語=寒造 (冬)】

    酒庫(くら)口のはき替え草履寒造西山泊雲(にしやまはくうん)()()()(…

  4. 死なさじと肩つかまるゝ氷の下 寺田京子【季語=氷(冬)】

    死なさじと肩つかまるゝ氷の下寺田京子(「冬の匙」1956年 北海道ペンクラ…

  5. 天狼やアインシュタインの世紀果つ 有馬朗人【季語=天狼(冬)】

    天狼やアインシュタインの世紀果つ有馬朗人昨年12月6日、9…

  6. しばれるとぼつそりニッカウィスキー 依田明倫【季語=しばれる(冬)】

  7. 此木戸や錠のさされて冬の月 其角【季語=冬の月(冬)】

  8. 宝くじ熊が二階に来る確率 岡野泰輔【季語=熊(冬)】

  9. ラグビーのジヤケツの色の敵味方 福井圭児【季語=ラグビー(冬)】

  10. マフラーの長きが散らす宇宙塵 佐怒賀正美【季語=マフラー(冬)】

  11. 極寒の寝るほかなくて寝鎮まる 西東三鬼【季語=極寒(冬)】

  12. 米国のへそのあたりの去年今年 内村恭子【季語=去年今年(冬)】

おすすめ記事

  1. みかんいろのみかんらしくうずもれている 岡田幸生【季語=蜜柑(冬)】
  2. 恋ともちがふ紅葉の岸をともにして 飯島晴子【季語=紅葉(秋)】
  3. 【読者参加型】コンゲツノハイクを読む【2023年10月分】
  4. 柿くへば鐘が鳴るなり法隆寺 正岡子規【季語=柿(秋)】
  5. 消すまじき育つるまじき火は埋む 京極杞陽【季語=埋火(冬)】

Pickup記事

  1. コスモスや泣きたくなつたので笑ふ 吉田林檎【季語=コスモス(秋)】
  2. さくら仰ぎて雨男雨女 山上樹実雄【季語=桜(春)】
  3. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年6月分】
  4. 而して蕃茄の酸味口にあり 嶋田青峰【季語=トマト(夏)】
  5. しんじつを籠めてくれなゐ真弓の実 後藤比奈夫【季語=真弓の実(秋)】
PAGE TOP