秋の季語

  1. しんじつを籠めてくれなゐ真弓の実 後藤比奈夫【季語=真弓の実(秋)】

    しんじつを籠めてくれなゐ真弓の実後藤比奈夫(『初心』) 女は真実を語らない。言わねばならぬことや言いたきことを封じ込めて男に尽くす。「秘すれば花」を実践する奥ゆかしき女が昭和の理想的妻である。封建制…

  2. ヨコハマへリバプールから渡り鳥 上野犀行【季語=渡り鳥(秋)】

    ヨコハマへリバプールから渡り鳥)上野犀行 洋楽との接点が見…

  3. 鳥屋の窓四方に展けし花すゝき     丹治蕪人【季語=花すゝき(秋)】

    鳥屋の窓四方に展けし花すゝき丹治蕪人(たんじ・ぶじん))な…

  4. どれも椋鳥ごきげんよう文化祭 小川楓子【季語=椋鳥(秋)】

    どれも椋鳥ごきげんよう文化祭小川楓子(「ことり」港の人)一…

  5. 秋冷やチーズに皮膚のやうなもの 小野あらた【季語=秋冷(秋)】

    秋冷やチーズに皮膚のやうなもの)小野あらた十月も後半になる…

  6. 懐石の芋の葉にのり衣被  平林春子【季語=衣被(秋)】

  7. 背のファスナ一気に割るやちちろ鳴く 村山砂田男【季語=ちちろ鳴く(秋)】

  8. 底紅や黙つてあがる母の家 千葉皓史【季語=底紅(秋)】

  9. 【秋の季語】秋めく

  10. 遅れ着く小さな駅や天の川 髙田正子【季語=天の川(秋)】

  11. 秋めくやあゝした雲の出かゝれば      池内たけし【季語=秋めく(秋)】

  12. 古池や芭蕉飛こむ水の音 仙厓【季語=芭蕉(秋)】

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