「鷹」

  1. 狐火にせめてををしき文字書かん 飯島晴子【季語=狐火(冬)】

    狐火にせめてををしき文字書かん)飯島晴子 私が想像するのは、狐火吟行である。しっかりとは見えない暗い手元で、力強くメモをしていくところを思う。私はどうも掲句のような「に」があると、どこかものとものが…

  2. デモすすむ恋人たちは落葉に佇ち 宮坂静生【季語=落葉(冬)】

    デモすすむ恋人たちは落葉に佇ち宮坂静生 (『全景宮坂静生』)…

  3. 気が変りやすくて蕪畠にゐる 飯島晴子【季語=蕪(冬)】

    気が変りやすくて蕪畠にゐる)飯島晴子 以前、内界と外界とい…

  4. 蓮根や泪を横にこぼしあひ 飯島晴子【季語=蓮根(冬)】

    蓮根や泪を横にこぼしあひ)飯島晴子 『朱田』全体の景色は、…

  5. みどり児のゐて冬瀧の見える家 飯島晴子【季語=冬瀧(冬)】

    みどり児のゐて冬瀧の見える家)飯島晴子 掲句は晴子中期とも…

  6. 冬麗の谷人形を打ち合はせ 飯島晴子【季語=冬麗(冬)】

  7. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2023年11月分】

  8. 小鳥来る薄き机をひからせて 飯島晴子【季語=小鳥来る(秋)】

  9. 鹿の映れるまひるまのわが自転車旅行 飯島晴子【季語=鹿(秋)】

  10. 鹿や鶏の切紙下げる思案かな 飯島晴子

  11. 秋山に箸光らして人を追ふ 飯島晴子【季語=秋山(秋)】

  12. ここは敢て追はざる野菊皓かりき 飯島晴子【季語=野菊(秋)】

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