【夏の季語】大暑

太陽黄経が120度のときで7月22日、23日ごろ。

二十四節気の第12番目にあたり、夏の終わりに当たる。

文字通り、梅雨も明けて猛暑がつづく時期である。

*二十四節気の流れは、「立春」→「雨水」→「啓蟄」→「春分」→「清明」→「穀雨」→「立夏」→「小満」→「芒種」→「夏至」→「小暑」→「大暑」→「立秋」→「処暑」→「白露」→「秋分」→「寒露」→「霜降」→「立冬」→「小雪」→「大雪」→「冬至」→「小寒」→「大寒」。


【大暑(上五)】
大暑また病みては髪を乱しけり 鷲谷七菜子

【大暑(中七)】
年ごとに大暑の忌日迎へけり 山口波津女
鼾かき婆の大暑を逝かれけり 瀧澤伊代次

【大暑(下五)】
青竹に空ゆすらるゝ大暑かな 飴山實
あらくさのみな木となる大暑かな 高橋睦郎
かたちよき濤たちあがる大暑かな 辻桃子
ペリカンの水噛みこぼす大暑かな 小島健
舌打ちもでて鎌倉の大暑かな 浅沼璞
みづかきで掻く水やはらかき大暑 正木ゆう子
ひもすがら沼に日の降る大暑かな 安里琉太

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