1. 鬼灯市雷門で落合うて 田中松陽子【季語=鬼灯市(夏)】

    鬼灯市雷門で落合うて田中松陽子 先週は朝顔市だったが、今週は鬼灯市(ほおずきいち)である。鬼灯市は、7月9日、10日に浅草寺の境内で行われ、浅草の夏の風物詩と言われている。さらに、この両日は、四万六…

  2. 買はでもの朝顔市も欠かされず 篠塚しげる【季語=朝顔市(夏)】

    買はでもの朝顔市も欠かされず草間時彦 朝顔市が賑わっている…

  3. さよならと梅雨の車窓に指で書く 長谷川素逝【季語=梅雨(夏)】

    さよならと梅雨の車窓に指で書く長谷川素逝(『三十三才』『定本素逝集』)…

  4. 大根の花まで飛んでありし下駄 波多野爽波【季語=大根の花(春)】 

    大根の花まで飛んでありし下駄)波多野爽波『骰子』見たままを…

  5. 忘れゆくはやさで淡雪が乾く 佐々木紺【季語=淡雪(春)】 

    忘れゆくはやさで淡雪が乾く)佐々木紺忘れる、というのは脳の…

  6. 「ぺットでいいの」林檎が好きで泣き虫で 楠本憲吉【季語=林檎(秋)】

  7. 一瞬で耳かきを吸う掃除機を見てしまってからの長い夜 公木正

  8. いちごジャム塗れとおもちゃの剣で脅す 神野紗希【季語=苺(夏)】

  9. 蜆汁神保町の灯が好きで 山崎祐子【季語=蜆汁(春)】

  10. 沈丁や夜でなければ逢へぬひと 五所平之助【季語=沈丁(春)】

  11. 年玉受く何も握れぬ手でありしが 髙柳克弘【季語=年玉(新年)】

  12. ひと魂でゆく気散じや夏の原 葛飾北斎【季語=夏の原(夏)】

カテゴリー記事一覧

記事一覧

PAGE TOP