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鬼灯市雷門で落合うて 田中松陽子【季語=鬼灯市(夏)】
鬼灯市雷門で落合うて田中松陽子 先週は朝顔市だったが、今週は鬼灯市(ほおずきいち)である。鬼灯市は、7月9日、10日に浅草寺の境内で行われ、浅草の夏の風物詩と言われている。さらに、この両日は、四万六…
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買はでもの朝顔市も欠かされず 篠塚しげる【季語=朝顔市(夏)】
買はでもの朝顔市も欠かされず草間時彦 朝顔市が賑わっている…
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さよならと梅雨の車窓に指で書く 長谷川素逝【季語=梅雨(夏)】
さよならと梅雨の車窓に指で書く長谷川素逝(『三十三才』『定本素逝集』)…
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大根の花まで飛んでありし下駄 波多野爽波【季語=大根の花(春)】
大根の花まで飛んでありし下駄)波多野爽波『骰子』見たままを…
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忘れゆくはやさで淡雪が乾く 佐々木紺【季語=淡雪(春)】
忘れゆくはやさで淡雪が乾く)佐々木紺忘れる、というのは脳の…
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「ぺットでいいの」林檎が好きで泣き虫で 楠本憲吉【季語=林檎(秋)】
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一瞬で耳かきを吸う掃除機を見てしまってからの長い夜 公木正
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いちごジャム塗れとおもちゃの剣で脅す 神野紗希【季語=苺(夏)】
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蜆汁神保町の灯が好きで 山崎祐子【季語=蜆汁(春)】
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沈丁や夜でなければ逢へぬひと 五所平之助【季語=沈丁(春)】
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年玉受く何も握れぬ手でありしが 髙柳克弘【季語=年玉(新年)】
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ひと魂でゆく気散じや夏の原 葛飾北斎【季語=夏の原(夏)】