1. 永き日や相触れし手は触れしまま 日野草城【季語=永き日(春)】

    永き日や相触れし手は触れしまま日野草城(『昨日の花』) 俳句界にミヤコホテル論争を巻き起こした妄想初夜の連作の一句。1934年(昭和9年)日野草城は、「ミヤコ ホテル」と題して『俳句研究』(改造社)…

  2. 橘や蒼きうるふの二月尽 三橋敏雄【季語=二月尽(春)】

    橘や蒼きうるふの二月尽三橋敏雄小池光の歌集『日々の思い出』…

  3. 早春や松のぼりゆくよその猫 藤田春梢女【季語=早春(春)】

    早春や松のぼりゆくよその猫藤田春梢女(ふじた・しゅんしょうじょ)…

  4. 琅玕や一月沼の横たはり 石田波郷【季語=一月(冬)】

    琅玕や一月沼の横たはり)石田波郷) 年の初めは古いことばか…

  5. 大年やおのづからなる梁響 芝不器男【季語=大年(冬)】

    大年やおのづからなる梁響芝不器男(『芝不器男句集』1965年)…

  6. 秋櫻子の足あと【最終回】谷岡健彦

  7. クリスマス近づく部屋や日の溢れ 深見けん二【季語=クリスマス(冬)】

  8. 鏡台や猟銃音の湖心より 藺草慶子【季語=猟(冬)】

  9. 埋火もきゆやなみだの烹る音 芭蕉【季語=埋火(冬)】

  10. 七十や釣瓶落しの離婚沙汰 文挾夫佐恵【季語=釣瓶落し(秋)】

  11. ゆる俳句ラジオ「鴨と尺蠖」【第4回】

  12. 松葉屋の女房の円髷や酉の市 久保田万太郎【季語=酉の市(冬)】

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