夏の季語

  1. 五十なほ待つ心あり髪洗ふ 大石悦子【季語=髪洗ふ(夏)】

    五十なほ待つ心あり髪洗ふ大石悦子(『花神俳句館 大石悦子』) 女性は、待つ恋が多い。古代より女性は家の中で働き、男性は外で働く。男性が狩ってきたもので女性の生活は成り立っていた。男性もまた一人では生…

  2. 口中のくらきおもひの更衣 飯島晴子【季語=更衣(夏)】

    口中のくらきおもひの更衣)飯島晴子 掲句の「更衣」は、綿入…

  3. しばらくは箒目に蟻したがへり 本宮哲郎【季語=蟻(夏)】

    しばらくは箒目に蟻したがへり)本宮哲郎 目的地は決っている…

  4. 滝落したり落したり落したり 清崎敏郎【季語=滝(夏)】

    滝落したり落したり落したり清崎敏郎立夏が過ぎ1週間が経った…

  5. 大揺れのもののおもてを蟻の道 千葉皓史【季語=蟻(夏)】

    大揺れのもののおもてを蟻の道千葉皓史(『句集 家族』)先週…

  6. 電車いままつしぐらなり桐の花 星野立子【季語=桐の花(夏)】

  7. 煮し蕗の透きとほりたり茎の虚 小澤實【季語=蕗(夏)】

  8. 青い薔薇わたくし恋のペシミスト 高澤晶子【季語=薔薇(夏)】

  9. 日光に底力つく桐の花 飯島晴子【季語=桐の花(夏)】

  10. 逢はぬ間に逢へなくなりぬ桐の花 中西夕紀【季語=桐の花(夏)】

  11. 遠き屋根に日のあたる春惜しみけり 久保田万太郎【季語=春惜しむ(春)】

  12. 皮むけばバナナしりりと音すなり 犬星星人【季語=バナナ(夏)】

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