夏の季語
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卯月野にうすき枕を並べけり 飯島晴子【季語=卯月(夏)】
卯月野にうすき枕を並べけり)飯島晴子 おおむね平らだが、枕ごしにはわかるくらいの微かな起伏のある野を思う。旅も思う。「卯」「月」「うすき」「枕」いずれも白いイメージを含む。どれも純白というのではなく…
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【夏の季語】蟇
【夏の季語=三夏(5月〜7月)】蟇【ミニ解説】「ひき」「がまがえる」「がま」とも呼…
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黒鯛のけむれる方へ漕ぎ出づる 宇多喜代子【季語=黒鯛(夏)】
黒鯛のけむれる方へ漕ぎ出づる宇多喜代子(『宇多喜代子俳句集成』)…
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薫風や今メンバー紹介のとこ 佐藤智子【季語=薫風(夏)】
薫風や今メンバー紹介のとこ)佐藤智子『ぜんぶ残して湖へ』日…
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いつまでも死なぬ金魚と思ひしが 西村麒麟【季語=金魚(夏)】
いつまでも死なぬ金魚と思ひしが)西村麒麟いつまでも死なない…
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マグダラのマリア恋しや芥子の花 有馬朗人【季語=芥子の花(夏)】
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筍にくらき畳の敷かれあり 飯島晴子【季語=筍(夏)】
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青葉冷え出土の壺が山雨呼ぶ 河野南畦【季語=青葉冷(夏)】
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だんだんと暮色の味となるビール 松本てふこ【季語=ビール(夏)】
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葉桜の頃の電車は突つ走る 波多野爽波【季語=葉桜(夏)】
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手の甲に子かまきりをり吹きて逃す 土屋幸代【季語=子かまきり(夏)】
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五十なほ待つ心あり髪洗ふ 大石悦子【季語=髪洗ふ(夏)】