夏の季語
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夏みかん酢つぱしいまさら純潔など 鈴木しづ子【季語=夏みかん(夏)】
夏みかん酢つぱしいまさら純潔など鈴木しづ子(『指輪』) 俳壇では数年に一度、鈴木しづ子ブームが訪れる。近年では、2019年に河出文庫から出版された『夏みかん酢つぱしいまさら純潔など』(鈴木しづ子 ・…
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立読みの少年夏は斜めに過ぎ 八田木枯【季語=夏(夏)】
立読みの少年夏は斜めに過ぎ八田木枯))町から本屋が減って久…
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はしりすぎとまりすぎたる蜥蜴かな 京極杞陽【季語=蜥蜴(夏)】
はしりすぎとまりすぎたる蜥蜴かな京極杞陽(きょうごく・きよう)…
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而して蕃茄の酸味口にあり 嶋田青峰【季語=トマト(夏)】
而して蕃茄の酸味口にあり嶋田青峰(『青峰集』大正14年)こ…
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螢とび疑ひぶかき親の箸 飯島晴子【季語=蛍(夏)】
螢とび疑ひぶかき親の箸)飯島晴子) 昭和45年の作。晴子は…
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ほととぎす孝君零君ききたまへ 京極杞陽【季語=時鳥(夏)】
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跳ぶ時の内股しろき蟇 能村登四郎【季語=蟇(夏)】
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紙魚の跡たどりて紙魚に逢はんとす 後藤夜半【季語=紙魚(夏)】
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船室の梅雨の鏡にうつし見る 日原方舟【季語=梅雨(夏)】
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洗顔のあとに夜明やほととぎす 森賀まり【季語=ほととぎす(夏)】
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襖しめて空蟬を吹きくらすかな 飯島晴子【季語=空蟬(夏)】
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仔馬にも少し荷を付け時鳥 橋本鶏二【季語=時鳥(夏)】