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年迎ふ父に胆石できたまま 島崎寛永【季語=年迎ふ(新年)】
年迎ふ父に胆石できたまま)島崎寛永(ひろなが)(北海道俳句年鑑2022より)私のコーナーでは、北海道にゆかりのある人物の俳句や北海道の風土を取り上げていければと思う。どんな句を取り上げようか…
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寝化粧の鏡にポインセチア燃ゆ 小路智壽子【季語=ポインセチア(冬)】
寝化粧の鏡にポインセチア燃ゆ小路智壽子(『絵屏風』) 寝化…
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服脱ぎてサンタクロースになるところ 堀切克洋【季語=サンタクロース(冬)】
服脱ぎてサンタクロースになるところ堀切克洋(『尺蠖の道』)…
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雪といひ初雪といひ直しけり 藤崎久を【季語=初雪(冬)】
雪といひ初雪といひ直しけり藤崎久を心情の機微が端的にあらわ…
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橇にゐる母のざらざらしてきたる 宮本佳世乃【季語=橇(冬)】
橇にゐる母のざらざらしてきたる)宮本佳世乃『三〇一号室』2019年12月…
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山茶花のくれなゐひとに訪はれずに 橋本多佳子【季語=山茶花(冬)】
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海鼠切りもとの形に寄せてある 小原啄葉【季語=海鼠(冬)】
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本の山くづれて遠き海に鮫 小澤實【季語=鮫(冬)】
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枯野ゆく最も遠き灯に魅かれ 鷹羽狩行【季語=枯野(冬)】
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舟やれば鴨の羽音の縦横に 川田十雨【季語=鴨(冬)】
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ほほゑみに肖てはるかなれ霜月の火事の中なるピアノ一臺 塚本邦雄
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つはの葉につもりし雪の裂けてあり 加賀谷凡秋【季語=雪(冬)】