「海程」

  1. 男色や鏡の中は鱶の海 男波弘志【季語=鱶(冬)】

    男色や鏡の中は鱶(ふか)の海男波弘志(『阿字』) 男色とは、男性同士の恋愛のこと。古くは衆道ともいう。平安時代、女人禁制の寺院では、高僧と弟子との間には、主従を越えた関係が存在していた。有名な話だが…

  2. ほこりつぽい叙情とか灯を積む彼方の街 金子兜太

    ほこりつぽい叙情とか灯を積む彼方の街金子兜太「灯」は生活の…

  3. どれも椋鳥ごきげんよう文化祭 小川楓子【季語=椋鳥(秋)】

    どれも椋鳥ごきげんよう文化祭小川楓子(「ことり」港の人)一…

  4. 秋思かがやくストローを嚙みながら 小川楓子【季語=秋思(秋)】

    秋思かがやくストローを嚙みながら)小川楓子小説を読むように…

  5. もう逢わぬ距りは花野にも似て 澁谷道【季語=花野(秋)】

    もう逢わぬ距(へだた)りは花野にも似て澁谷道(『縷紅集』)…

  6. スタールビー海溝を曳く琴騒の 八木三日女

  7. 未生以前の石笛までも刎ねる 小野初江

  8. ラーメン舌に熱し僕がこんなところに 林田紀音夫

  9. 青年鹿を愛せり嵐の斜面にて 金子兜太【季語=鹿(秋)】

  10. 【第2回】ラジオ・ポクリット(ゲスト: 月野ぽぽなさん)

  11. 赤き茸礼讃しては蹴る女 八木三日女【季語=茸(秋)】

  12. 河よりもときどき深く月浴びる 森央ミモザ【季語=月(秋)】

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