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彫り了へし墓抱き起す猫柳 久保田哲子【季語=猫柳(春)】
彫り了へし墓抱き起す猫柳 久保田哲子 一読誰しも、石田波郷の《霜の墓抱き起こされしとき見たり》を思い出すだろう。波郷句は、抱き起こされたのは墓なのか作者自身なのかという議論があったこ…詳細を見る -
【結社推薦句】コンゲツノハイク【2021年4月分】
セクト・ポクリットでは2021年1月より、「コンゲツノハイク」をはじめました。前月に刊行された俳句結社誌・同人誌の最新号から「(最大)7句」を推薦いただき、掲出するコーナーです。今月は、27結社にご参加…詳細を見る -
雪解川暮らしの裏を流れけり 太田土男【季語=雪解川(春)】
雪解川暮らしの裏を流れけり 太田土男 住宅地の中を流れるような小さな川であろう。ふだんは水量も少なく、川の存在など人々の意識にのぼることもないような川。両岸には草が繁茂し、流れを覆い…詳細を見る -
絵葉書の消印は流氷の町 大串章【季語=流氷(春)】
絵葉書の消印は流氷の町 大串章 きのうの東京はとても冷え込み、頭がさむくて目がさめてしまった。ベランダに出てみると、雪がふってもおかしくない空気。でも昼間になると、ちゃんと温度が上が…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第50回】望月周
星降るお店 望月周(「百鳥」編集長) 間口の広くない銀漢亭には奥行きがありました。多くの人生が交錯したことでしょう。その一端に触れることができ嬉しく思います。 星が降るようだと思いました。銀漢…詳細を見る