夏の季語
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麦打の埃の中の花葵 本田あふひ【季語=花葵(夏)】
麦打の埃の中の花葵本田あふひ()(星野立子)東京は梅雨入りしないまま、かといって緊急事態宣言をどうするかも、オリンピックをどうするかも(これを書いている段階では)決まらないまま、そう、宙ぶらりんな金…
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谺して山ほととぎすほしいまゝ 杉田久女【季語=ほととぎす(夏)】
谺して山ほととぎすほしいまゝ杉田久女(『杉田久女句集』)言…
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指入れてそろりと海の霧を巻く 野崎憲子【季語=海霧(夏)】
指入れてそろりと海の霧を巻く野崎憲子一年余り前、新型コロナ…
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水鏡してあぢさゐのけふの色 上田五千石【季語=あぢさゐ(夏)】
水鏡してあぢさゐのけふの色 上田五千石紫陽花の花が色づき始…
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多国籍香水六時六本木 佐川盟子【季語=香水(夏)】
多国籍香水六時六本木佐川盟子参加しているメール句会で先日、…
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麦秋や光なき海平らけく 上村占魚【季語=麦秋(夏)】
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夕立や野に二筋の水柱 広江八重桜【季語=夕立(夏)】
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わが影を泉へおとし掬ひけり 木本隆行【季語=泉(夏)】
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さみだれの電車の軋み君が許へ 矢島渚男【季語=さみだれ(夏)】
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足指に押さへ編む籠夏炉の辺 余村光世【季語=夏炉(夏)】
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吸呑の中の新茶の色なりし 梅田津【季語=新茶(夏)】
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【夏の季語】緑蔭