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大空へ解き放たれし燕かな 前北かおる【季語=燕(春)】
大空へ解き放たれし燕かな前北かおる徒歩圏内の植物を把握するのと同じくらい大切なのは燕の巣のありかを見つけることである。昨日までに新たな生活圏でなんとか4つの巣を見つけた。燕はよく鳴くので比較的巣の場…
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屋根替の屋根に鎌刺し餉へ下りぬ 大熊光汰【季語=屋根替(春)】
屋根替の屋根に鎌刺し餉へ下りぬ大熊光汰屋根替に参加したこと…
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寒卵良い学校へゆくために 岩田奎【季語=寒卵(冬)】
寒卵良い学校へゆくために岩田奎『膚』掲句の「学校」とは、果…
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弟へ恋と湯婆ゆづります 攝津幸彦【季語=湯婆(冬)】
弟へ恋と湯婆ゆづります攝津幸彦(『鹿々集』) 兄にとって弟…
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縄跳をもつて大縄跳へ入る 小鳥遊五月【季語=縄跳(冬)】
縄跳をもつて大縄跳へ入る小鳥遊五月私はハリウッドザコシシ…
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はるかよりはるかへ蜩のひびく 夏井いつき【季語=蜩(秋)】
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虹の後さづけられたる旅へ発つ 中村草田男【季語=虹(夏)】
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叩頭すあやめあざやかなる方へ 飯島晴子【季語=あやめ(夏)】
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妹の手をとり水の香の方へ 小山玄紀
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田を植ゑるしづかな音へ出でにけり 中村草田男【季語=田植(夏)】
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黒鯛のけむれる方へ漕ぎ出づる 宇多喜代子【季語=黒鯛(夏)】
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ひかり野へきみなら蝶に乗れるだろう 折笠美秋【季語=蝶(春)】