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  1. 向日葵の闇近く居る水死人 冬野虹【季語=向日葵(夏)】

    向日葵の闇近く居る水死人冬野虹向日葵は夏の代表的な花であり、特徴を捉えやすいので、子供が好んで絵日記に書き込む花という幻想がある。実際そうかもしれないのだが、その場面、書かれた絵を見たことがない。&…

  2. かなしみへけん命になる螢でいる 平田修【季語=螢(夏)】

    かなしみへけん命になる螢でいる平田修(『曼陀羅』平成8年)…

  3. 蛇を知らぬ天才とゐて風の中 鈴木六林男【季語=蛇(夏)】

    蛇を知らぬ天才とゐて風の中鈴木六林男(『荒天』昭和24年)…

  4. 百合のある方と狐のゐる方と 小山玄紀

    百合のある方と狐のゐる方と小山玄紀最終回なので、書きたいこ…

  5. 人のかほ描かれてゐたる巣箱かな 藤原暢子【季語=巣箱(春)】 

    人のかほ描かれてゐたる巣箱かな)(藤原暢子藤原暢子さんの第…

  6. みじろがず白いマスクの中にいる 梶大輔【季語=マスク(冬)】

  7. 気が変りやすくて蕪畠にゐる 飯島晴子【季語=蕪(冬)】

  8. みどり児のゐて冬瀧の見える家 飯島晴子【季語=冬瀧(冬)】

  9. 気を強く春の円座に坐つてゐる 飯島晴子【季語=春(春)】

  10. 橇にゐる母のざらざらしてきたる 宮本佳世乃【季語=橇(冬)】

  11. とつぷりと後ろ暮れゐし焚火かな 松本たかし【季語=焚火(冬)】

  12. すばらしい乳房だ蚊が居る 尾崎放哉【季語=蚊(夏)】

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  5. 一年の颯と過ぎたる障子かな 下坂速穂【季語=障子(冬)】

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