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  1. 橇にゐる母のざらざらしてきたる 宮本佳世乃【季語=橇(冬)】

    橇にゐる母のざらざらしてきたる)宮本佳世乃『三〇一号室』2019年12月(16年ほど前、当時北京唯一のスキー場、石京龍滑雪場で初めてスキーをした。人工雪だったため斜面は硬く、転ぶととにかく痛い。大騒…

  2. とつぷりと後ろ暮れゐし焚火かな 松本たかし【季語=焚火(冬)】

    とつぷりと後ろ暮れゐし焚火かな松本たかし(『松本たかし句集』)…

  3. すばらしい乳房だ蚊が居る 尾崎放哉【季語=蚊(夏)】

    すばらしい乳房だ蚊が居る尾崎放哉(『増補決定版尾崎放哉全句集』春秋社)…

  4. 田に人のゐるやすらぎに春の雲 宇佐美魚目【季語=春の雲(春)】

    田に人のゐるやすらぎに春の雲)宇佐美魚目(「天地存問」))…

  5. 花の幹に押しつけて居る喧嘩かな 田村木國【季語=花(春)】

    花の幹に押しつけて居る喧嘩かな田村木國(たむら・もくこく)…

  6. 東京に居るとの噂冴え返る 佐藤漾人【季語=冴え返る(春)】

  7. ひざにゐて猫涅槃図に間に合はず 有馬朗人【季語=涅槃図(春)】

  8. 片蔭の死角から攻め落としけり 兒玉鈴音【季語=片蔭(夏)】

  9. 復讐の馬乗りの僕嗤っていた 福田若之

  10. 春を待つこころに鳥がゐて動く 八田木枯【季語=春を待つ(冬)】

  11. 共にゐてさみしき獣初しぐれ 中町とおと【季語=初時雨(冬)】

  12. 休みの日晝まで霜を見てゐたり 永田耕衣【季語=霜(冬)】

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