ハイクノミカタ

  1. 肩につく影こそばゆし浜日傘 仙田洋子【季語=浜日傘(夏)】

    肩につく影こそばゆし浜日傘 仙田洋子肩にちらつく影が「こそばゆく」感じるのは、誰の影だろうか。何やら初々しい恋人どうし、という見方もあるだろうが、おそらくそういう句が作れるのは10代か20代の半ばま…

  2. シャワー浴ぶくちびる汚れたる昼は 櫂未知子【季語=シャワー(夏)】

    シャワー浴ぶくちびる汚れたる昼は櫂未知子こういうタイプの句…

  3. こまごまと大河のごとく蟻の列 深見けん二【季語=蟻(夏)】

    こまごまと大河のごとく蟻の列深見けん二「こまごまと」と「大…

  4. 川を見るバナナの皮は手より落ち 高濱虚子【季語=バナナ(夏)】

    川を見るバナナの皮は手より落ち高濱虚子初出は、1935年で…

  5. 浄土からアンコールワットへ大西日 佐藤文子【季語=西日(夏)】

    浄土からアンコールワットへ大西日佐藤文子孫悟空一行は天竺(…

  6. 流しさうめん池田澄子を逃れくる 水内慶太【季語=冷素麺(夏)】

  7. ごーやーちゃんぷるーときどき人が泣く 池田澄子【季語=ゴーヤー(夏)】

  8. かき氷日本を捨てる話して 橋本直【季語=かき氷(夏)】

  9. どちらかと言へば麦茶の有難く  稲畑汀子【季語=麦茶(夏)】

  10. 夏落葉降るや起ちても座りても 宇多喜代子【季語=夏落葉(夏)】

  11. Tシャツに曰くバナナの共和国 太田うさぎ【季語=バナナ(夏)】

  12. 初鰹黒潮を来し尾の緊まり 今瀬一博【季語=初鰹(夏)】

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