ハイクノミカタ
-
旅いつも雲に抜かれて大花野 岩田奎【季語=花野(秋)】
旅いつも雲に抜かれて大花野岩田奎2017年に行われた「俳句甲子園」の最優秀賞句。この一句が想像力の起点としているのは、まぎれもなく「旅」という言葉である。物質としての言葉としてではな…
-
子供は鳥 かはたれとたそかれにさざめく 上野ちづこ
子供は鳥 かはたれとたそかれにさざめく 上野ちづこへえ、上…
-
大河内伝次郎西瓜をまつぷたつ 八木忠栄【季語=西瓜(秋)】
大河内伝次郎西瓜をまつぷたつ八木忠栄大河内傳次郎(1898…
-
がんばるわなんて言うなよ草の花 坪内稔典【季語=草の花(秋)】
がんばるわなんて言うなよ草の花坪内稔典坪内稔典が毎日新聞に…
-
天高し風のかたちに牛の尿 鈴木牛後【季語=天高し(秋)】
天高し風のかたちに牛の尿鈴木牛後たとえば、(夏の季語である…
-
銀漢を荒野のごとく見はるかす 堀本裕樹【季語=銀漢(秋)】
-
天高し男をおいてゆく女 山口昭男【季語=天高し(秋)】
-
蓑虫の揺れる父性のやうな風 小泉瀬衣子【季語=蓑虫(秋)】
-
ピーマンの中の空気は忘れもの 能村研三【季語=ピーマン(夏)】
-
きりん老ゆ日本のうろこ雲食べて 松尾隆信【季語=うろこ雲(秋)】
-
【毎日更新中!】ハイクノミカタ
-
猫じゃらし全部さわって二年生 小川弘子【季語=猫じゃらし(秋)】