「春燈」

  1. 鍋物に火のまはり来し時雨かな 鈴木真砂女【季語=時雨(冬)】

    鍋物に火のまはり来し時雨かな鈴木真砂女 今週に入ってだいぶ気温が下がってきた。そして、鍋のうまい季節が到来した。最近、我が家でブームなのは、有名ラーメン店が監修した鍋スープである。たとえば、麺屋武蔵…

  2. 萩にふり芒にそそぐ雨とこそ 久保田万太郎【季語=萩・芒(秋)】

    萩にふり芒にそそぐ雨とこそ久保田万太郎いよいよ今回で九月・…

  3. 遠き屋根に日のあたる春惜しみけり 久保田万太郎【季語=春惜しむ(春)】

    遠き屋根に日のあたる春惜しみけり)久保田万太郎『流寓抄』晩…

  4. ばか、はしら、かき、はまぐりや春の雪 久保田万太郎【季語=春の雪(春)】

    ばか、はしら、かき、はまぐりや春の雪久保田万太郎(『現代俳句協会編『昭和俳…

  5. 逢曳や冬鶯に啼かれもし 安住敦【季語=冬鶯(冬)】

    逢曳や冬鶯に啼かれもし安住敦(『筑摩文学全集』) 冬の鶯は…

  6. 血を分けし者の寝息と梟と 遠藤由樹子【季語=梟(冬)】 

  7. 笹鳴きに覚めて朝とも日暮れとも 中村苑子【季語=笹鳴(冬)】 

  8. つぶやきの身に還りくる夜寒かな 須賀一惠【季語=夜寒(秋)】

  9. 手に負へぬ萩の乱れとなりしかな 安住敦【季語=萩(秋)】

  10. むかし吾を縛りし男の子凌霄花 中村苑子【季語=凌霄花(夏)】

  11. 羅や人悲します恋をして鈴木真砂女【季語=羅(夏)】

  12. もち古りし夫婦の箸や冷奴 久保田万太郎【季語=冷奴(夏)】

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