「青」
-
いつの間にがらりと涼しチョコレート 星野立子【季語=涼し(夏)】
いつの間にがらりと涼しチョコレート星野立子昭和九年作『立子句集』所収下五の力俳誌「秋草」における令和六年からの目玉のひとつに、会員による「作家論」と「作家論を読む」のコーナーがある。今年は主…
-
一つだに動かぬ干梅となりて 佛原明澄【季語=干梅(夏)】
一つだに動かぬ干梅となりて佛原明澄『棚田』(平成六年刊)所収…
-
大金をもちて茅の輪をくぐりけり 波多野爽波【季語=茅の輪(夏)】
大金をもちて茅の輪をくぐりけり波多野爽波『骰子』所収 昭和五十九年…
-
鯖買ふと決めて出てゆく茂かな 岩田由美【季語=鯖・茂(夏)】
鯖買ふと決めて出てゆく茂かな岩田由美昨年、俳人協会の第7回…
-
夕飯よけふは昼寝をせぬままに 木村定生【季語=昼寝(夏)】
夕飯よけふは昼寝をせぬままに木村定生「秋草」10周年を記念…
-
本の背は金の文字押し胡麻の花 田中裕明【季語=胡麻の花(夏)】
-
今年の蠅叩去年の蠅叩 山口昭男【季語=蠅叩(夏)】
-
いつまでもからだふるへる菜の花よ 田中裕明【季語=菜の花(春)】
-
卒業歌ぴたりと止みて後は風 岩田由美【季語=卒業歌(春)】
-
酔うて泣きデザートを食ひ年忘 岸本尚毅【季語=年忘(冬)】
-
水吸うて新聞あをし花八ツ手 森賀まり【季語=花八ツ手(冬)】
-
花八つ手鍵かけしより夜の家 友岡子郷【季語=花八つ手(冬)】