「青」
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わが恋人涼しチョークの粉がこぼれ 友岡子郷【季語=涼し(夏)】
わが恋人涼しチョークの粉がこぼれ友岡子郷(『遠方』) チョークというと学校の授業を思い出してしまう。俳句に詠まれたチョークの句の多くは教師の作品である。学校以外にも、駅の伝言板や料理店のおすすめメニ…
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葉桜の頃の電車は突つ走る 波多野爽波【季語=葉桜(夏)】
葉桜の頃の電車は突つ走る)波多野爽波『湯呑』前回は星野立子…
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美しきものに火種と蝶の息 宇佐美魚目【季語=蝶(春)】
美しきものに火種と蝶の息)宇佐美魚目『薪水』一見関係なさそ…
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眼前にある花の句とその花と 田中裕明【季語=花(春)】
眼前にある花の句とその花と)田中裕明『櫻姫譚』自然のよろし…
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赤福の餡べつとりと山雪解 波多野爽波【季語=雪解(春)】
赤福の餡べつとりと山雪解)波多野爽波『骰子』けっこうな甘党…
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桜貝長き翼の海の星 波多野爽波【季語=桜貝(春)】
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鳥の巣に鳥が入つてゆくところ 波多野爽波【季語=鳥の巣(春)】
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古きよき俳句を読めり寝正月 田中裕明【季語=寝正月(新年)】
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恋の句の一つとてなき葛湯かな 岩田由美【季語=葛湯(冬)】
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仲秋の金蠅にしてパッと散る 波多野爽波【季語=仲秋(秋)】
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目のなかに芒原あり森賀まり 田中裕明【季語=芒(秋)】
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まはし見る岐阜提灯の山と川 岸本尚毅【季語=岐阜提灯(夏)】