「香雨」
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萎れしを提げて朝顔市帰り 鷹羽狩行【季語=朝顔(夏)】
萎れしを提げて朝顔市帰り鷹羽狩行東京へ引っ越してから早一年が経った。この一年を振り返ると多くの人と出会った。特に、俳句のご縁とは不思議なもので、句会に参加しなかったらこんなに多くの俳人と知り合うこと…
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夕餉まで少し間のあり額の花 片山由美子【季語=額の花(夏)】
夕餉まで少し間のあり額の花片山由美子今週、沖縄が梅雨入りし…
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仕切り繰返す間も掃き五月場所 鷹羽狩行【季語=五月場所(夏)】
仕切り繰返す間も掃き五月場所鷹羽狩行今週月曜日、両国国技館…
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新蕎麦のそば湯を棒のごとく注ぎ 鷹羽狩行【季語=新蕎麦(秋)】
新蕎麦のそば湯を棒のごとく注ぎ鷹羽狩行 東京に来て蕎麦を食…
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風光りすなはちもののみな光る 鷹羽狩行【季語=風光る(春)】
風光りすなはちもののみな光る鷹羽狩行 先週末、快晴のもと「…
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去年今年詩累々とありにけり 竹下陶子【季語=去年今年(冬)】
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オルゴールめく牧舎にも聖夜の灯 鷹羽狩行【季語=聖夜(冬)】
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胸の炎のボレロは雪をもて消さむ 文挾夫佐恵【季語=雪(冬)】
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冬ざれや石それぞれの面構へ 若井新一【季語=冬ざれ(冬)】
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枯野ゆく最も遠き灯に魅かれ 鷹羽狩行【季語=枯野(冬)】
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義士の日や途方に暮れて人の中 日原傳【季語=義士の日(冬)】
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受賞者の一人マスクを外さざる 鶴岡加苗【季語=マスク(冬)】