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新蕎麦のそば湯を棒のごとく注ぎ 鷹羽狩行【季語=新蕎麦(秋)】
新蕎麦のそば湯を棒のごとく注ぎ鷹羽狩行 東京に来て蕎麦を食べることが増えた。関西でも蕎麦を食べていたが、うどんを食べる方が圧倒的に多かった。私が関西に住んでいた時は、年越し蕎麦の他に年に数回、蕎麦を…
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ロボットの手を拭いてやる秋灯下 杉山久子【季語=秋灯下(秋)】
ロボットの手を拭いてやる秋灯下杉山久子私はマキ…
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また次の薪を火が抱き星月夜 吉田哲二【季語=星月夜(秋)】
また次の薪を火が抱き星月夜吉田哲二 嬉しいか、絶対に嫌か。…
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肉声をこしらへてゐる秋の隕石 飯島晴子【季語=秋(秋)】
肉声をこしらへてゐる秋の隕石)飯島晴子肉声をこしらえながら…
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雨だれを聴きて信濃の濁り酒 德田千鶴子【季語=濁り酒(秋)】
雨だれを聴きて信濃の濁り酒德田千鶴子さて、どうも肩に力が入…
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コスモスを愛づゆとりとてなきゴルフ 大橋 晄【季語=コスモス(秋)】
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白萩を押してゆく身のぬくさかな 飯島晴子【季語=白萩(秋)】
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さわやかにおのが濁りをぬけし鯉 皆吉爽雨【季語=爽やか(秋)】
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秋めくや焼鳥を食ふひとの恋 石田波郷【季語=秋めく(秋)】
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夏が淋しいジャングルジムを揺らす 五十嵐秀彦【季語=夏(夏)】
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露草を持つて銀行に入つてゆく 飯島晴子【季語=露草(秋)】
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起座し得て爽涼の風背を渡る 肥田埜勝美【季語=爽涼(秋)】