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さくら餅たちまち人に戻りけり 渋川京子【季語=桜餅(春)】
さくら餅たちまち人に戻りけり)渋川京子気候はまさに三寒四温といったところですね。少し気が早いと思いつつも、今回は桜餅の句を。桜餅と言うと、しっとりとした生地で餡を包んだ関東風の長命寺、粒々の餅生地で…
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義士の日や途方に暮れて人の中 日原傳【季語=義士の日(冬)】
義士の日や途方に暮れて人の中)日原傳今から9年前、「狩」俳…
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秋淋し人の声音のサキソホン 杉本零【季語=秋淋し(秋)】
秋淋し人の声音のサキソホン)杉本零 槇原敬之が「モニカ」を…
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雨月なり後部座席に人眠らせ 榮猿丸【季語=雨月(秋)】
雨月なり後部座席に人眠らせ)榮 猿丸9月10日は十五夜だっ…
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呪ふ人は好きな人なり紅芙蓉 長谷川かな女【季語=芙蓉(秋)】
呪ふ人は好きな人なり紅芙蓉長谷川かな女(『長谷川かな女全集』)…
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行く涼し谷の向うの人も行く 原石鼎【季語=涼し(夏)】
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春暁のカーテンひくと人たてり 久保ゐの吉【季語=春暁(春)】
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田に人のゐるやすらぎに春の雲 宇佐美魚目【季語=春の雲(春)】
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あつ雉子あつ人だちふ目が合うて 西野文代【季語=雉子(春)】
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春愁は人なき都会魚なき海 野見山朱鳥【季語=春愁(春)】
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春天の塔上翼なき人等 野見山朱鳥【季語=春天(春)】
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みかんむくとき人の手のよく動く 若杉朋哉【季語=蜜柑(冬)】