無季

  1. くれなゐの花には季なし枕もと 石川淳【無季】

    くれなゐの花には季なし枕もと石川淳(『現代俳句協会編『昭和俳句作品年表戦後編』昭和二十七年より)前回の久保田万太郎に続き、『昭和俳句作品年表戦後編』の昭和27年から。掲句もいわゆる文人俳句ということ…

  2. 秋海棠西瓜の色に咲にけり 松尾芭蕉【季語=秋海棠(秋)】

    秋海棠西瓜の色に咲にけり松尾芭蕉(角川ソフィア文庫『芭蕉全句集』)…

  3. 幾千代も散るは美し明日は三越 攝津幸彦

    幾千代も散るは美し明日は三越攝津幸彦(現代俳句文庫『攝津幸彦句集』)…

  4. 方舟へ行く一本道の闇上野ちづこ(無季)

    方舟へ行く一本道の闇上野ちづこ(『黄金郷』1990年深夜叢書社)…

  5. 無方無時無距離砂漠の夜が明けて 津田清子(無季)

    無方無時無距離砂漠の夜が明けて津田清子「無方無時無距離」と…

  6. 麦よ死は黄一色と思いこむ 宇多喜代子(無季)

  7. 体内の水傾けてガラス切る 須藤徹【無季】

  8. スタールビー海溝を曳く琴騒の 八木三日女

  9. 回廊をのむ回廊のアヴェ・マリア 豊口陽子

  10. 野の落暉八方へ裂け 戰爭か 楠本憲吉

  11. 嵐の埠頭蹴る油にもまみれ針なき時計 赤尾兜子

  12. 同じ事を二本のレール思はざる 阿部青鞋

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