【春の季語=晩春(4月)】清明
新暦の4月4日、4月5日ごろ。現在広まっている定気法では太陽黄経が15度のときにあたる。
二十四節気の5番めで、期間としては、次の節気の「穀雨」前日までを指すこともある。
万物が清々しく明るく美しいころであり、「花見」のシーズンにも重なるが、中国では「清明節」に墓参りをする風習がある。また、野山に出かけて春の遊びをする民間の祭日でもある。
*二十四節気の流れは、「立春」→「雨水」→「啓蟄」→「春分」→「清明」→「穀雨」→「立夏」→「小満」→「芒種」→「夏至」→「小暑」→「大暑」→「立秋」→「処暑」→「白露」→「秋分」→「寒露」→「霜降」→「立冬」→「小雪」→「大雪」→「冬至」→「小寒」→「大寒」。
【清明(上五)】
清明の紛々の雨先づ聴かむ 相生垣瓜人
清明や草引く指に血が差して 蓬田紀枝子
【清明(中七)】
【清明(下五)】