タグ:「玉藻」
-
雛飾りつゝふと命惜しきかな 星野立子【季語=雛飾る(春)】
雛飾りつゝふと命惜しきかな 星野立子 今日3月3日は雛祭(ひなまつり)。日本において女児の健やかな成長と幸せを祈る、女児をもつ家族にとってはとても重要であり、女児にとっては心弾む楽し…詳細を見る -
春雷や刻来り去り遠ざかり 星野立子【季語=春雷(春)】
春雷や刻来り去り遠ざかり 星野立子 どうして春雷というのは、いつも遠くに聞こえるのだろう。手の届かないところで鳴り、なにかをうながすようにして遠ざかる。 春雷や…詳細を見る -
幻影の春泥に投げ出されし靴 星野立子【季語=春泥(春)】
幻影の春泥に投げ出されし靴 星野立子(『続立子句集第二』1947年 菁柿堂) いまから80年前の1941年2月5日、例の新興俳句弾圧があり、秋元不死男、栗林一石路、嶋田青峰、橋本夢道…詳細を見る -
悲しみもありて松過ぎゆくままに 星野立子【季語=松過(新年)】
悲しみもありて松過ぎゆくままに 星野立子 立子を取り上げるのは金曜日の阪西敦子さんの領空を侵犯する行為かもしれないと一瞬躊躇ったものの、いやいやいや、俳句の空は往来自由なり。 …詳細を見る -
数へ日を二人で数へ始めけり 矢野玲奈【季語=数へ日(冬)】
数へ日を二人で数へ始めけり 矢野玲奈 いつもはWeekdayのはじまりの月曜日ですが、今日は仕事を納めてゆっくり、という方も多いのでしょうか。いよいよ今年も残りわずかの数え日です。 …詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第90回】矢野春行士
玲奈パパ 矢野春行士(「玉藻」同人) 行きつけの神保町シアターの近くに銀漢亭はあった。ひょんなことから私は娘矢野玲奈を俳句に誘ったのだが、いつしか玲奈は自分の俳句ワールドを作っていき、私は俳壇の最…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第82回】歌代美遥
大人の遊び場 歌代美遥(「ホトトギス」「玉藻」「篠」同人) 神保町という街に、恋した機縁は「銀漢亭」である。 本の街である喧騒から逸れた小路に、夕方から、大人の遊び場、「銀漢亭」の看板に灯りが…詳細を見る -
神保町に銀漢亭があったころ【第41回】矢野玲奈
小道具いろいろ 矢野玲奈(「玉藻」「天為」同人) 地下鉄神保町駅のすぐ上にある取引先に訪れるのは一年に一回くらいであったが、その取引先のビルの脇を抜けてすぐの銀漢亭には毎週のように通っていた気がする…詳細を見る