「玉藻」

  1. いつの間にがらりと涼しチョコレート 星野立子【季語=涼し(夏)】

    いつの間にがらりと涼しチョコレート星野立子昭和九年作『立子句集』所収下五の力俳誌「秋草」における令和六年からの目玉のひとつに、会員による「作家論」と「作家論を読む」のコーナーがある。今年は主…

  2. マンホール出て蝙蝠となる男 小浜杜子男【季語=蝙蝠(夏)】

    マンホール出て蝙蝠となる男小浜杜子男月の光が差し込む部屋で…

  3. ラベンダー添へたる妻の置手紙 内堀いっぽ【季語=ラベンダー(夏)】

    ラベンダー添へたる妻の置手紙内堀いっぽ妻のことがわからない…

  4. パン屋の娘頬に粉つけ街薄暑 高田風人子【季語=薄暑(夏)】

    パン屋の娘頬に粉つけ街薄暑高田風人子元気でやっていますか?…

  5. 春の夢魚からもらふ首飾り 井上たま子【季語=春の夢(春)】

    春の夢魚からもらふ首飾り井上たま子季語【春の夢】…

  6. 春菊や料理教室みな男 仲谷あきら【季語=春菊(春)】

  7. なにがなし善きこと言はな復活祭 野澤節子【季語=復活祭(春)】

  8. 吾も春の野に下りたてば紫に 星野立子【季語=春の野(春)】

  9. 黒岩さんと呼べば秋気のひとしきり 歌代美遥【季語=秋気(秋)】

  10. 紫陽花のパリーに咲けば巴里の色 星野椿【季語=紫陽花(夏)】

  11. 電車いままつしぐらなり桐の花 星野立子【季語=桐の花(夏)】

  12. 行く雁を見てゐる肩に手を置かれ 市村不先【季語=行く雁(春)】

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  5. 春ショール靡きやすくて恋ごこち 檜紀代【季語=春ショール(春)】

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