1. 葛切を食べて賢くなりしかな 今井杏太郎【季語=葛切(夏)】

    葛切を食べて賢くなりしかな今井杏太郎学生にしかできない旅の形のひとつが青春18きっぷである。大人でも利用は可能だが、寝台列車ではなく鈍行列車を1泊に替えるなどということは体力がないとできない。体力が…

  2. 萎れしを提げて朝顔市帰り 鷹羽狩行【季語=朝顔(夏)】

    萎れしを提げて朝顔市帰り鷹羽狩行東京へ引っ越してから早一年…

  3. ぬばたまの夜やひと触れし髪洗ふ 坂本宮尾【季語=髪洗ふ(夏)】

    ぬばたまの夜やひと触れし髪洗ふ坂本宮尾(『天動説』)幼い頃…

  4. 先生が瓜盗人でおはせしか 高浜虚子【季語=瓜(夏)】

    先生が瓜盗人でおはせしか高浜虚子なんとなく始めた俳句。基本…

  5. あひふれしさみだれ傘の重かりし 中村汀女【季語=五月雨(夏)】

    あひふれしさみだれ傘の重かりし中村汀女(『汀女句集』)梅雨…

  6. 蜃気楼博士ばかりが現れし 阪西敦子【季語=蜃気楼(春)】

  7. 蜷のみち淡くなりてより来し我ぞ 飯島晴子【季語=蜷(春)】

  8. 風邪を引くいのちありしと思ふかな 後藤夜半【季語=風邪(冬)】

  9. 鍋物に火のまはり来し時雨かな 鈴木真砂女【季語=時雨(冬)】

  10. 花八つ手鍵かけしより夜の家 友岡子郷【季語=花八つ手(冬)】

  11. べつたら市糀のつきし釣貰ふ 小林勇二【季語=べつたら市(秋)】

  12. さわやかにおのが濁りをぬけし鯉 皆吉爽雨【季語=爽やか(秋)】

おすすめ記事

  1. 冷房とまる高階純愛の男女残し 金子兜太【季語=冷房(夏)】
  2. 夏しんと遠くめぐらす朝の森 大牧広【季語=夏の朝(夏)】
  3. この人のうしろおびただしき螢 飯島晴子【季語=蛍(夏)】
  4. 【夏の季語】葉桜
  5. COVID-19十一月の黒いくれよん 瀬戸正洋【冬の季語=十一月(冬)】

Pickup記事

  1. 背広来る来るジンギスカンを食べに来る 橋本喜夫【季語=ジンギスカン(秋)】 
  2. 【書評】中沢新一・小澤實『俳句の海に潜る』(角川書店、2016年)
  3. 靴音を揃えて聖樹まで二人 なつはづき【季語=聖樹(冬)】
  4. 【夏の季語】滝
  5. 【結社推薦句】コンゲツノハイク【2022年4月分】
PAGE TOP