来る
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来て見れば来てよかりしよ梅椿 星野立子【季語=梅・椿(春)】
来て見れば来てよかりしよ梅椿星野立子「梅椿」というのは、なかなか豪華な季語の組み合わせである。ちょっと成功させるには腕がいりそうだ。立子の句の中には、こういう感じの、よくよく読むと「成功させ…
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背広来る来るジンギスカンを食べに来る 橋本喜夫【季語=ジンギスカン(秋)】
背広来る来るジンギスカンを食べに来る)橋本喜夫(蝦夷句会吟行句より)…
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枯蓮のうごく時きてみなうごく 西東三鬼【季語=枯蓮(冬)】
枯蓮のうごく時きてみなうごく西東三鬼次は三鬼による枯蓮の句…
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待ち人の来ず赤い羽根吹かれをり 涼野海音【季語=赤い羽根(秋)】
待ち人の来ず赤い羽根吹かれをり涼野海音(『一番線』) 赤い…
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九月来る鏡の中の無音の樹 津川絵理子【季語=九月(秋)】
九月来る鏡の中の無音の樹)津川絵理子良い俳句の条件、ではな…
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麦からを焼く火にひたと夜は来ぬ 長谷川素逝【季語=麦からを焼く?】
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先生はいつもはるかや虚子忌来る 深見けん二【季語=虚子忌(春)】
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犬去れば次の犬来る鳥総松 大橋越央子【季語=鳥総松(新年)】
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茎石に煤をもれ来る霰かな 山本村家【季語=茎石(冬)】
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ここまでは来たよとモアイ置いていく 大川博幸
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鵙の贄太古のごとく夕来ぬ 清原枴童【季語=鵙の贄(秋)】
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鶴の来るために大空あけて待つ 後藤比奈夫【季語=鶴来る(秋)】