ハイクノミカタ

  1. あり余る有給休暇鳥の恋 広渡敬雄【季語=鳥の恋(春)】

    あり余る有給休暇鳥の恋広渡敬雄年度末の3月は使い切れない有給休暇が期限切れを迎える時期だ。労働基準法では勤続年数が6.5年を越えていれば毎年20日が付与される。実際には消化しきれなかった前年からの繰…

  2. 流氷や宗谷の門波荒れやまず 山口誓子【季語=流氷(春)】

    流氷や宗谷の門波荒れやまず山口誓子今週、北海道・根室へ出張…

  3. 青空の暗きところが雲雀の血 高野ムツオ【季語=雲雀(春)】

    青空の暗きところが雲雀の血高野ムツオ先日、飛鳥に行ってきた…

  4. 金色の種まき赤児がささやくよ  寺田京子【季語=種蒔(春)】 

    金色の種まき赤児がささやくよ)(寺田京子生まれてまもない赤…

  5. 牡丹ていっくに蕪村ずること二三片 加藤郁乎  

    牡丹ていっくに蕪村ずること二三片)(加藤郁乎『牧歌メロン』1970年…

  6. 二人でかぶる風折烏帽子うぐひすとぶ 飯島晴子【季語=鶯(春)】

  7. 嚙み合はぬ鞄のチャック鳥曇 山田牧【季語=鳥曇(春)】

  8. 杉の花はるばる飛べり杉のため 山田みづえ【季語=杉の花(春)】

  9. 吾も春の野に下りたてば紫に 星野立子【季語=春の野(春)】

  10. 少女才長け鶯の鳴き真似する  三橋鷹女【季語=鶯(春)】 

  11. 一瞬にしてみな遺品雲の峰 櫂未知子【季語=雲の峰(夏)】 

  12. 卒業す片恋少女鮮烈に 加藤楸邨【季語=卒業(春)】

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  3. 秋めくや焼鳥を食ふひとの恋 石田波郷【季語=秋めく(秋)】
  4. 宝くじ熊が二階に来る確率 岡野泰輔【季語=熊(冬)】
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  4. t t t ふいにさざめく子らや秋 鴇田智哉
  5. 春の水とは濡れてゐるみづのこと 長谷川櫂【季語=春の水(春)】
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