ハイクノミカタ
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また次の薪を火が抱き星月夜 吉田哲二【季語=星月夜(秋)】
また次の薪を火が抱き星月夜吉田哲二 嬉しいか、絶対に嫌か。サプライズは好みが大きく分かれる。程度にもよるだろう。フラッシュモブを苦手とする人は多そうだが、好きな人であれば大いに喜んでもらえる。その見…
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コスモスや泣きたくなつたので笑ふ 吉田林檎【季語=コスモス(秋)】
コスモスや泣きたくなつたので笑ふ吉田林檎 山口百恵の曲「秋…
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黒岩さんと呼べば秋気のひとしきり 歌代美遥【季語=秋気(秋)】
黒岩さんと呼べば秋気のひとしきり歌代美遥誰にでも当てはまり…
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背広よりニットに移す赤い羽根 野中亮介【季語=赤い羽根(秋)】
背広よりニットに移す赤い羽根野中亮介いつの頃からか「馬醉木…
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猫と狆と狆が椎茸ふみあらす 島津亮【季語=椎茸(秋)】
猫と狆と狆が椎茸ふみあらす島津亮先日、カフェでにんじんマフ…
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泥棒の恋や月より吊る洋燈 大屋達治【季語=月(秋)】
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なにはともあれの末枯眺めをり 飯島晴子【季語=末枯(秋)】
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「十六夜ネ」といった女と別れけり 永六輔【季語=十六夜(秋)】
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月かげにみな美しき庭のもの 稲畑汀子【季語=月影(秋)】
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逢いたいと書いてはならぬ月と書く 池田澄子【季語=月(秋)】
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旅いつも雲に抜かれて大花野 岩田奎【季語=大花野(秋)】
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百方に借あるごとし秋の暮 石塚友二【季語=秋の暮(秋)】