ハイクノミカタ

  1. 白衣とて胸に少しの香水を 坊城中子【季語=香水(夏)】

    白衣とて胸に少しの香水を坊城中子(『櫓櫂』) 十数年前までは、香水は身だしなみの一つであった。特に夏は、汗の匂いを抑えるために香水を付ける。ブランドショップのショウウィンドウには美しい香水瓶が飾られ…

  2. 未草ひらく跫音淡々と 飯島晴子【季語=未草(夏)】

    未草ひらく跫音淡々と)飯島晴子 真昼間の静けさの中にひらく…

  3. 水面に閉ぢ込められてゐる金魚 茅根知子【季語=金魚(夏)】

    水面に閉ぢ込められてゐる金魚茅根知子 盛岡へ旅をした時、2…

  4. 生れたる蝉にみどりの橡世界 田畑美穂女【季語=蝉(夏)】

    生れたる蝉にみどりの橡世界田畑美穂女 先週、約4年ぶりに上…

  5. 南浦和のダリヤを仮のあはれとす 摂津幸彦【季語=ダリヤ(夏)】

    南浦和のダリヤを仮のあはれとす摂津幸彦南浦和と聞いて、「あ…

  6. 数と俳句(四)/小滝肇

  7. めぐりあひやその虹七色七代まで 中村草田男【季語=虹(夏)】

  8. きつかけはハンカチ借りしだけのこと 須佐薫子【季語=ハンカチ(夏)】

  9. 本州の最北端の氷旗 飯島晴子【季語=氷旗(夏)】

  10. 腕まくりして女房のかき氷 柳家小三治【季語=かき氷(夏)】

  11. コンビニの枇杷って輪郭だけ 原ゆき

  12. 数と俳句(三)/小滝肇

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